「シャーロック・ホームズ家の料理読本」にのっている「ミルク・スコーン」を焼きました。
レシピは実は密林さんの「なか見検索」にても全文読めるんです。見つけ方のコツは、なか見検索ウインドウを出したら、その左の方にある検索欄に「スコーン」と入れると掲載ページが出るので、214pをクリックしてくださいね。なんて便利なんでしょう!
クリック後に現れるレシピは分量がオンス表記なのでグラムに直すには28.3495をかけます。(それは本の冒頭に書いてあります/どっちかというと、グラム表記に直した日本語版だったら嬉しかったですね^^;)
私が作ったことのあるスコーンと違う材料は、ラードと生クリームです。どちらも動物性脂肪で高カロリーなのでギョッとして数日考えていたのですが、ヴィクトリア時代の料理の実験だと割り切って買いました!人生初ラードを・・・
粉にバターとラードを混ぜ混む時、いつものスコーンレシピだとバターのみは冷たく固いのでナイフで細かく切るのですが、ラードは室温ですでにクリーム状、この時点でかなり柔らかめの生地だな、と思いました。
そして分量どおりの牛乳と生クリームを入れたら、さらに生地はべたべたになりましたが、まとめてのばすことはできる程度でした。ただ、私はいつも型抜きをしないで四角に切るという手抜きをするので大丈夫でしたが、キチンと型抜きをするとベタついた生地は型からきれいに抜けてくれないので、液体を入れる時は少しずつ固さの様子を見ながら入れるといいです。
レシピではサルタナ入りですが、私はサルタナなしでプレーンスコーンにしました。焼く前に生地の表面に塗る牛乳と振りかけるグラニュー糖は省略しました。
レシピには「オーブンのガスマーク5」とありますが、190℃です。
こんな感じに焼き上がりました。
「ふくらし粉入りの小麦粉」じゃない普通の小麦粉を使ったためベーキングパウダーが足りなかったのか(多めに入れたのですけど、それでもダメだったか)あまり高さのないスコーンになってしまいました。ガックリ。オーブンの中でムクムクムガーっと背が高くなって2階建てみたいになったスコーンが好きなのに。
でもお味と食感は「ミルク・スコーン」の名前らしく、サクッとホロホロ、ミルクと粉の味。ラードの油っぽさは微塵もない上品なものに仕上がりました。
この実験で学習したこと:ラードはしつこくない食品にも入ってる可能性大。