
もともと日本では吹き替え版をメインに公開が始まりましたが、クリスマスを過ぎたらますます字幕版がなりもう見られないかと思いましたが、
劇場案内一覧表をよーーーーーく見つめたら、地味に(字幕)という字が紛れてました!
さっそくお正月から行き慣れない池袋まで頑張りました。
ベネさんの演技力が発揮されるであろう「ひねくれ者」グリンチを楽しみに。
・・・しかしひねくれ具合は、今までの役(シャーロックとかね)ですっかり慣れていたせいか、どこがひねくれているのかさっぱりピンとこない、というのが正直な感想です。
しかしそれは設定のせいだしベネさんの役の解釈ではないでしょうけど、この子供向けアニメの主役ということで、ベネパパの顔が前面に出てるんだな〜と思います。
しかもイルミネーション作品なので、モンスターであるグリンチの醜さをあまり感じません。
多分、アメリカではクリスマス・キャロルのスクルージのようなキャラとして、みんなが知っている前提の映画なのだな、とネットで調べてわかりました。ジム・キャリーが苦手なので実写版も見たことがなかったので、画像を検索してその実写版の気持ち悪さ、恐ろしさにおののきました。
グリンチの心を改めさせる少女の心も見上げた清らかさなのですが、私が一番心を奪われたのは、グリンチの飼い犬、忠犬マックスです!
マックスと一緒なのにグリンチは自分がひとりぼっちと思ってるなんてマックスに失礼じゃないかとさえ思いました。
ダウントンアビーの使用人部屋のように、グリンチが呼び鈴をならした場所がマックスにわかるようになっていて、かいがいしくコーヒーを運んでいくんですよ。1匹で執事と従者と下男を兼ねて働いています。
そしてグリンチの悪巧みでも飼い主にそれは忠実に助けるんですね、ああマックス!!
とはいえ、クリスマスディナーに招待されたグリンチが心を入れ替えたというスピーチをするシーンでは、(ずっと孤独だった人がこんなスピーチいきなりできないよな)(ベネさんがキッズに読み聞かせる姿が目に浮かぶな)と大人の冷めた見方をしつつも同時に不覚にも涙が出てしまいました。
ところで、グリンチってタータンチェックのガウンが可愛いんですよね。

それを見て、アパレルメーカーがこのようなグリンチデザインを出したのがようやく理解できました。

そうそう、グリンチの住む村って、WHO(フー)っていうんですよね。何か意味があるのかな。