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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「それでも恋するバルセロナ」お気軽バルセロナ観光を楽しむ

2010-04-18 00:22:26 | ミニシアター系映画
「それでも恋するバルセロナ」★★★DVD鑑賞
ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン主演
ウディ・アレン監督、107分 、
2009年6月27日公開、2008,スペイン、アメリカ,アスミック・エース
(原題:Vicky Cristina Barcelona )




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ペネロペ・クルスはこの作品でアカデミー賞・助演女優賞を獲得した。

「真面目なヴィッキー(レベッカ・ホール)と、
自由奔放なクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は、
ひと夏をバルセロナで過ごすことに決める。
そこで二人は画家、フアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会う。」



映画の中ではこの画家は魅力的で
すぐにアメリカからの二人の気持ちを射止めるが、
自分的には髪型は違っても
「ノー・カントリー」のあの殺人犯だからね、
ちょっと笑ったところなんか
危ない感じがして、
彼女たちの恋する気分ってのは
感じられなかった。

バカンスってことで
ガウディの建物を無邪気に楽しんだり
美しい街並みと極彩色の色の氾濫、
旅行者気分にさせてくれる。


頑なだったヴィッキーも彼の魅力にはまった時、
ペネロペが登場、
妙な空気が流れ込む、
スカーレット・ヨハンソンは輝くように美しいが
ペネロペの存在感の方が一枚上。
このあたり経験なのか何なのか貫禄が違う


見終えて、結局どうってことない映画だったが、
豪華な女優の競演、
日本と全然違う建物やインテリアひとつとっても
映画を見たって気分にはさせてくれる。

しかしウディ・アレンはスカーレット・ヨハンソンが好きなんだな。
そのうち結婚したりして。


★100点満点で65点

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恋するクリスティーナが画家から目が離せない様子は
笑えるけど気持ちは伝わった。

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映画「やさしい嘘と贈り物」スノーボールに閉じ込められた優しい記憶

2010-04-17 09:45:14 | ミニシアター系映画
「やさしい嘘と贈り物」★★★
マーティン・ランドー、エレン・バースティン、エリザベス・バンクス主演
ニック・ファクラー監督、92分 、
2010年3月27日公開、2009,アメリカ,ピックス
(原題:Lovely,Still )




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「独り身で寂しい日々を過ごすロバート(マーティン・ランドー)。
近づくクリスマスに自分宛のプレゼントをツリーの下に置く、
そんな時、向かいに引っ越してきたメアリーと親しくなり、
ほどなく彼女を好きになる自分を暖かい気持ちで見つめ直す」



ロバートが出会う人々には、
ある秘密があり、その秘密が明らかになると
軽い驚きに、「へー、そうだったんだ」と、
その事実を知って暖かい気持ちになるが、
同時にスゴク悲しい気持ちにもなる、
年をとることが素晴らしいとは言い切れないことは
分かっているけれど、
老いていくことは避けられないことだ。

日本の戸建ての家と比べたら小さくはないが
可愛らしい作りの家に雪が積もり、
ハデハデしくないイルミネーションも
なんだかおとぎ話の世界のようだ。


きっとこの町、この風景
そしてどこか現実離れした人々、
だから成立した映画だ。

たぶん70歳くらいの二人が
お互いを愛おしく思う様子が伝わり
じんわりと心が暖かくなる、

背の高いロバートを見上げるメアリーの表情は
ホント美しい
シワシワだけど美しい、なんだか泣けそう。

宝物のような大きめのスノーボール、
高価なものじゃない
でもとてもとても大切なもの、
思い出は値段じゃないからね。


この映画は途中でなんとなく
ラストが予想出来るが、
ロバートと一緒に向かいの家に入っていくと
その残酷な現実が心に痛い、
けれど周囲の暖かい愛情にも気がつく、
人はこうして思い合っていけば
現実を受け入れつつ、その中で
最善がもたらす何か幸せな瞬間はあるはず。


秀作とまでは思わないが
「第9地区」で血みどろの映画を見た後は
こんな映画がよろしいようで。


★100点満点で65点

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監督は24歳と知って驚いた。

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映画「第9地区」グロイけど面白い、見た目について考える

2010-04-16 07:15:11 | 大作映画ハリウッド系
「第9地区」★★★★
シャルト・コプリー主演
ニール・ブロムカンプ監督、111分 、
2010年4月10日公開、2009,アメリカ,ワーナー・ブラザース、ギャガ
(原題:District 9 )




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「南アフリカのヨハネスブルグの上空に上空に巨大な宇宙船が出現。
そして28年後、高いフェンスで囲まれた中に
ゴキブリみたいな100万ものエイリアンが住んでいた、
スラムと化し、治安は悪化したため、
政府は異星人をさらに僻地へ強制的に移住させようと考えた」


30年近く居るとエイリアンも物珍しくも無く
恐れられるどころか疎まれる始末、
映画の中では皆が異星人を「エビ」に似てると言うが、
グロテスクな外見は色のついたゴキブリもどき、
だから銃で撃たれても可哀想と感じないのだ。


キャットフードが好物という設定も
どこかバカにしている。

舞台が南アフリカというのも
何かを象徴してるのかもしれないが、
人種差別というか
人間はこうも簡単に見た目で
差別し区別してしまうのだ。

見た目は重要だ、
彼らが自分たちと何ら変わらない姿なら
もっと身近に受け入れただろう、
ゴキブリは毛嫌いするが
バッタやてんとう虫をムキになって殺す人は居ない、
だからゴキブリ異星人を見た瞬間
好き嫌いを判断して
自分たちとは全く別物と区別して安心する。


やたら銃を撃ちまくって
血がベチャッと飛び散るシーンが続く、
この映画は何をどうしたいんだろうと
思い始めた頃、
地球人VSエイリアンの構図が描かれ、
母船へ帰ろうとするエイリアンを阻止しようと
人間が彼らに襲いかかる。

でもこれが脚本が秀逸で
描かれた見た目とは別に
エイリアンの親子愛も描かれ
そのことが却って、自分たちは常に見た目に
こんなにも囚われているんだと
改めて実感した。


内面重視なんて言っても
口先だけとバレバレだね。

「アバター」でも描かれたが
人間ってやはり最強のどうしようもない
生き物なのか、
ため息がでるが、エイリアンの無骨な家族愛に
ホロッとするのも事実。


製作者が何を言いたかったのかは分からないが
なんか画面から見えたモノ以上の
何かを感じた映画だった、
こういう体験もすごく面白いと思った。



★100点満点で75点

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ピーター・ジャクソン監督がプロデュースを務めた映画、やはり自分じゃ作りたくはなかったのかな。


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映画「シャッター アイランド」そこで起こったことの本当を誰が理解しているのか

2010-04-15 00:09:56 | 大作映画ハリウッド系
「シャッター アイランド」★★★☆
レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングスレー主演
マーティン・スコセッシ監督、117分 、
2010年4月9日公開、2009,アメリカ,パラマウント
(原題:Shutter Island )




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「精神を病んだ犯罪者を収容する孤島で、
姿を消したた女の謎を探るべく、
島へと足を踏み入れた
米連邦捜査官テディ(レオナルド・ディカプリオ)が
そこで見たもの、そして体験したことは、
見たままと実際の事柄が同じとは限らない
複雑な構造をもった謎解き映画の誕生だ」



あなたの今見ているものは
見たいと思った願望に過ぎないよと言われたら、
夢で見たことが現実との境界で
曖昧に思えたら、
そしてそこで自分が孤立無援な状態だったら。

冒頭の思わせぶりな言葉、そして
結末は誰にも言わないようにと
以前連発された言葉が再び。

見終わって
なんだか腑に落ちない、

途中までかなり緊迫感がある映画で
面白く見ていたので
謎解きというより
ラストには気持ちいい解決を見たかったので
その部分では大いに不満な気分。



でもそれもひっくるめて
製作者的には正解だったのだろうな、
到着したばかりの連邦捜査官に微笑む囚人、
「何も言うな」と唇に人差し指を当てる老女、
思い返せば繋がりそうなシーンがいくつか。

もう一回見たら少しは理解が深まるかな、
でももういいや、
00>ディカプリオの俳優としての資質の高さや
常に緊張の高さを持続する演出、
およそ映画に必要な要素をしっかり盛り込んで
楽しませてくれるのは確かだ。



人間はある時期、
現実として人体実験を行っていた
ナチスしかり、そして日本軍も、
それで進歩した医療技術もあるのだ。
そんなことをチラッと考えながら
人間の欲望の深さと
探究心の底の無い絶望を思った。


映画館で見て損のない出来、
ただ楽しめるかどうかはまた別。

★100点満点で70点


soramove
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もう少し遊びと言うか変化があればもっと印象は違っただろうな。


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映画「靴に恋して」今の場所から少しだけジャンプしてみる

2010-04-14 00:09:10 | ミニシアター系映画
「靴に恋して」★★★☆DVD鑑賞
アントニア・サン・フアン、ナイワ・ニムリ、アンヘラ・モリーナ主演
ラモン・サラサール 監督、135 分 、製作年度: 2002年
DVD発売日: 2005/05/25 (原題:PIEDRAS STONES)




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「レンタル屋でDVDのパッケージを見て、
ニューヨークのオシャレな都会生活を
靴と関連付けたストーリーだろうなと
勝手に想像して借りて見たら
内容はだいぶ違っていたが見て良かった、
時々こういうの当たるんだよね」



スペイン・マドリッドを舞台に、
最初は主要人物の履いている靴や足の形について
さっと、説明がある、
偏平足だったり、わざとワンサイズ小さい靴を履く女だったり、
かなり濃い目のキャラの女性が登場。
でも皆幸せそうには見えない。


タイトルと中身がかなり違うことにやっと気付く、
配給会社の勝利だ、(こうして間違えて借りる奴がいる)
彼女たちは靴に恋してるというより
囚われている人くらいしか出てこない。

ただしこの自分の勘違いは今回は悪くなかった、
この映画ワリと良く出来ていたからだ。
拾いものってヤツだ。


登場人物の誰もがハッピーという人はいなくて、
人生の重い荷物を抱えて
映画の始まりからラストまで
その荷物の重さがほんの少し軽くなるように、
僅かながらも前向きなものを感じさせる。

映画はハッピーエンドが良い、
でも現実には全てが丸く収まるってことは
あり得ないわけで、
ほろ苦くも、なんかどこかに
自分のある部分を重ねられそうな映画、
こういう時は見終えて美味しいコーヒーが飲みたくなる。


ラスト、主人公のひとりが
高台の一軒家でタイプイターを
人差し指でつたなく打っている、
その向こうには海がずっと広がっている、
傍には子供が遊んでいる、
その幸せな光景、それだけで幸せな気分になる。

とまあ、気に入ったわけですが、
実は見始めて気がついたのは、この映画
二度目だったということ。
またそれもよし。

★100点満点で70点


soramove
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よく知られた映画なら公開時にほとんど見てるので
時々ジャケットで借りて見るが、ほとんどは失敗が多い、
良作なら公開されるからね。

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