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  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

『 舞台「刀剣乱舞」ジョ伝 三つら星刀語り -ライブビューイング- 』

2017-12-30 09:12:30 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
朝むちゃくちゃ早起きして有明に赴き、離脱後渋谷で時間調整。
17時からライビュを観る。何やってんだか12/29 ←

 『 舞台「刀剣乱舞」ジョ伝 三ツら星刀語り -ライブビューイング-

私自身はチケット争奪戦悉く討ち死にで、でもお友達のおかげで東京初日初回に観ることができました。
福岡での大千秋楽のライブビューイング、即断即決で先行申込みし、第一希望の上映会場に当選。
渋谷を選ぶのは、単に帰路の問題です。一番帰りやすくて近いから。

殺陣、初日初回より巧く、そして安定してました。
途中ちょいちょい「おぉギリギリ!」なところもありましたが、それらを上手く捌いてるのも見て取れました。
断トツでレベルアップしてるのは、短刀・小夜左文字役の納谷 健さん。
刀剣男士役の演者さんは皆、基本的に足音がしにくい加工の靴なんですけど、彼は本気で足音1つ立てませんでした。
接近戦と機動力に長けた短刀役、ということもあるのでしょうが、ジャンプした際の滞空時間が彼だけ歴然と長い。
「虚伝(再演)」「義伝」「外伝」「ジョ伝」と観てきた限りですが、ものすごいです。

今作で初参加の人たちけっこう大変だったと思います。


刀ステはそれぞれの特性に合った個々の殺陣がついているのです。これ、私は毎回ものすごく楽しみにしています。

槍・日本号の殺陣は、何せ刀ステでは初めての「槍」男士なので、本体の特性と、長身を活かした広域を。
太刀・山伏国広は、彼の代名詞「筋肉」をそのままに。
打刀・同田貫政国は、スタンスを広めにとった平行(低め)移動を伴う「忍び」タイプかと。
太刀・ソハヤノツルキは、一番現代(TV)的な、いわゆるベーシック(初!)に性格の明るさを加味。
脇差・骨喰藤四郎と短刀・博多藤四郎はその機動力を活かした軽妙さで。
特に博多藤四郎は元々のキャラが「商人(びじねすまん)」で、台詞を絶妙に組み込んできます。

打刀・山姥切国広は、多分殺陣に「活撃」の影響がちょっとだけ入ったのではないかと。
彼の衣装の最大の特徴である 襤褸布 を目くらまし・防御・攪乱と、より上手く利用しています。

中でも一番すごかったのは男士ではなく、「弥助」役の日南田顕久さんだと私は思う!



打刀・へし切長谷部に関しては、みなさんめっちゃ呟いてらっしゃったので割愛。だって同感なんですもん。



全シリーズ中(現段階では)最大に仕込まれたギミックも、ライビュのフラットな視点だとよりわかりやすいです。

ただ、一点だけ。初日初回に行った時に僅かに感じた、でも確証が持てなかった違和感。
これね、ストーリー上「顕現直後の三日月宗近」が客席に背を向ける状態で出てくるシーンがあるんですけど。
(三日月宗近役の鈴木拡樹さんは今回出演してません)
この立ち姿です。これが違う。端的に表現すれば「足だけ仁王立ち」。
あのシーンで戦闘シーンのような足幅はとらない。必要ないですもん。
少なくとも鈴木さんが今まで積み重ねて作り上げてきた三日月は、あの立ち姿ではない。
これはおそらく身長差。仕方なかったのかなと。


このライビュで、あの日ちゃんと観られなかったシーンもきっちり補完することができて満足です。
「ジョ伝」今までの作品の中では間違いなく最高レベルです。
それにしてもあのハイレベルな殺陣・ギミック満載の脚本演出・そして降り注ぐ紙吹雪。
全員無事で17公演を終えたその奇跡に、最大級の感謝と拍手を。


さて、終演後に新作の発表が為されました。
また過酷なチケット争奪戦が繰り広げられること必至なのですが、死ぬ気で取りに行きます。
まずは日々の徳積みから・・・(大真面目