両国は刀剣博物館。
ビッグネームの展示のない場合、特に平日は本当に贅沢な時を過ごさせて頂いてます。大好き。
『 日本刀の見方 パート2 地鉄 』
年度初めの「1」に続き、今展示は「2」。焦点は「地鉄」。
【板目】重美・脇指 銘 備前国長船兼光 貞和三年十二月日
こんな感じで、地鉄の詳細な写真が一緒に展示されています。親切設計。
【綾杉】刀 銘 大和國住月山貞利彫同作(花押) 平成三寿年二月吉日
展示No.15「八十一翁美濃介直胤(花押) 水心子正次(花押) 安政四年正月吉日」のみ 撮影不可。
まず一周目は、この一振りを除いて写真を撮り。
二周目は単眼鏡を用いてじっくり鑑賞。
三周目は肉眼で上下左右・近づき遠ざかり。スクワットが捗ります。
こんな贅沢な鑑賞スタイルが可能なのも、平日ならではこそ。
そして。
蒔絵や螺鈿などの刀装具の装飾に用いられる、これらの品々も目にすることができます。
これが、ああなるのです。刀装具が持ち主の美的センスの象徴だということがとてもよくわかります。
こういうベーシックに力点を置いた展示は、私には非常に有難いです。
いつか必ず、手に取って鑑賞することができるようになりたいものです。