御馴染み刀剣博物館さん。
『 日本刀 多彩なる造形展 』
時代による戦闘スタイルに応じて変遷してきた日本刀の姿形。
長短、身幅の広狭、反りのつき方によりある程度の時代背景が読めると同時に
注文打ちとみられる奇抜な形をしたものも見受けられる。
今展はそれらにフューチャーした展覧会。
薙刀、多かったなー。うん。
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個人蔵「刀 銘 国広」
私の足は国広の刀で止まるようにできている。
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「薙刀 銘 播州手柄山氏繁 寛政六年二月日 応桜木清祇需作之」
とんでもない反り。
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昭和に作られた、めっちゃスタイリッシュな太刀拵。
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「脇差 銘 水心子正次(花押)天保十五年五月吉日」とその拵。
非常に特徴的な刀身。
キャプションによると「日本刀史に類例がない形状」とのこと。
隣国中国や他国の武器を参考に制作されたことが考えられる、と。
成程確かに柳葉刀(一般的に言う青龍刀)っぽさも見受けられるかなと。
そして、ティザーになっている「水心子文書」。
刀剣復古論の提唱者であり、新々刀の祖。初代・水心子正秀。
刀剣の歴史や系統を研究し、それらを体系化していることが歴然とわかります。
非常に興味深かったです。
あ、そうそう。
国宝「明石国行」は3/29~4/24の展示となっていますのでご注意をば。