ゆ ず 茶 庵 Blog

バンドウユミ  Private Blog
  野良ナレーター の 上々↑↑ライフ

『駆込み女と駆出し男』

2015-06-20 08:22:50 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
新宿のシネコンのポイントが「1カ月以内に有料鑑賞しないと0になるよー」とのお知らせ。
なのでレディースデーに新宿へ。
「ラブライブ!」も上映されてる(知らなかった)ので、ロビーはラブライバーさんたちでごった返し。
ちなみにラブライバーさんを目の当たりにするのは初めてだったりした。・・・印象、普通。

 『 駆込み女と駆出し男 』

今でも日本は男性社会で、地方に行くほど本気で男尊女卑スゴイし。
(私の実家の方でもかなりだったなー「男に生まれれば良かったのに」とか大真面目に言われたし)
それでも現代はかなり改善された方で、江戸時代とかはそれなりの資料をひも解けば絶句するほど。
夫の不貞は不問。妻は下手すれば死罪。
婚姻も男性主体で、どんなに夫側に非があっても妻からの申し立てはできず。
では、それでも離縁を望む場合、苦しむ妻たちはどうするか。

鎌倉は東慶寺。幕府公認の駆込み寺。縁切りの、尼寺。

それぞれの事情を抱えて東慶寺に駆け込んだお吟(満島ひかり)、じょご(戸田恵梨香)。
御用宿 柏屋の主・源兵衛(樹木希林)の甥で駆出し戯作者兼医者見習いの中村信次郎(大泉洋)を軸に。

始まってすぐ「これは「こまつ座」さんっぽいなー」の印象。
それもそのはず。原案、井上ひさしさんでした。予備知識なしで行きました、はい。

もはや次元の違うところに存在する樹木希林さん。
ちょっと見ないうちにすんごいお芝居するようになったなーな印象の満島ひかりさん。
この類は本気で絶対外さないキムラ緑子さん。
その他達者な方々が勢ぞろい。眼福。

特筆すべきはやはり大泉さん。
本当にボーダーレスというかオールジャンルというか。
現代劇だとか時代劇だとか、そういう棲み分けとか全て超えてちゃんとお芝居できる人だなと。
この人の持ち味でもあるコミカルさをちゃんときっちり出しながら、
なおかつその場の空気に生きることができる役者さんですねぇ。
この人がいるから、客席も老若男女問わずになるんだと推察。





それにしても、だ。
あんなに上映開始前に「携帯の電源OFF」ってくどいくらいにやってんのにいなくなりませんねぇ。
隣の席の女子大生(?)2人組、上映開始後に悪びれもせずに人の前横切って(狭いし見えないっての)
その上さらに着信音を場内に響かせてくれました。
遅れてきたのは交通手段のこともあるかもなので何とも言えないんだけれど・・・。

NHKホールみたく電波受信できないような環境作りが必須なのかな。
電源を切るという行為がそんなに難しいものだとは到底思えないのだけれども。

それも自由、これも自由

2015-06-18 09:23:35 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
連続殺傷事件の手記「絶歌」が週間売り上げ1位に 販売自粛の書店も

出版に関しては、第三者がとやかく言うことでもないと思うし。
ただ出版動機が「自己救済」ってのが恐ろしくカンに障るくらいで。


読むも読まないも、各々の自由。
そこで取捨選択の自由を発動するだけのこと。
売る売らないも自由。
置く置かないも自由。


「ゲン」の時みたく、
誰かがおかしな権利を振りかざして、またおかしな流れにならないことだけを祈る。


私? この本に関しては「読まない自由」を選択します。

たまごとにわとり

2015-06-17 07:19:45 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
言われた方のことなんて一切考えずに、単に思いつきみたくカミソリみたいな言葉を他人にぶつける人がいる。
軽い気持ち、とか、何となく、とか。その程度。
でも言われた方はものすごく傷ついて、忘れられなくて。
言った方はそりゃもう簡単に忘れてしまうのに。
もしかしたら言ったことさえ覚えていないのかも知れないのに。
これ、意外に立場のある人でもやったりするんだ。
実際私がやられたし。


これに対して。
向こうがそれほど軽いんだから、深刻に受け止めすぎる方にも問題があるって言う人もいる。
そうだろうか。
それが正しいなら、いじめは被害者にも非があるってのも理になっちゃうと思うんだけど。


魚の小骨というよりも鋭いそれは、心どころか足まで止める。

待望

2015-06-16 08:19:35 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
「ジュラシック-」日本公開2日前倒し ハリポタ超え歴代1位発進受け


恐竜が好きである。
夏休みにタイミングを合わせて催される恐竜博も、可能であれば上野であろうが幕張であろうが行く。
もちろん『ジュラシック・パーク』(1~3)もDVD-Box持ってたりする。

この『ジュラシック・パーク』の情報が入ってきたときはほんっとーに嬉しかった。
何はともあれ絶対行く。手帳に公開予定日を○つけた。
それが前倒し。
8/5。夏休みもまだ序盤。しかも水曜日・レディースデーときた。
色々もくろんでるなーって印象ではあるけれども。


初日は混むからアレなんだけど、とりあえずどっかの水曜で観に行く予定。

違法自転車取締強化・・・??

2015-06-14 09:33:40 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
【コラム】知らないと損をする「お金と法律」の話 第8回 6月から道路交通法が改正! 意外と知らない「自転車の罰則」とは!?

私も自転車に乗る。
もっとも、両脚一度に壊してからこっち、リハビリ兼ねて歩くようには心がけてはいるけれど。
徒歩でも、たまに自転車に乗っても、目につくのは傍若無人な違反自転車。
中には自転車が「車」で左側走行だってのさえ知らない人もいると知って、
6月からの取り締まりと罰則の強化は本当に大歓迎だった。

そもそも私は、自転車に乗りながらのスマホ弄りや、イヤホン等で音楽を聴くこと自体が理解できない。
往路・復路の時間でさえ惜しんで知りたい情報が「今」あるとは思えないし、
すべての危険は音を伴うから、その音を遮断して道路を走ることなんか怖くてできない。
スマホ弄るってことは前を見ないってことで、そんなんでよく自転車乗れるなって思う。
自分にとって何から何まで都合よく、自動車も歩行者も動いてくれるわけはない。

傘差しに関しては当然片手運転になってしまう関係上、
バランスをある程度保つためにはスピードも出さざるを得ない。
視界もさほど良くない状況で、更に自分で危険度を上げてしまってることもわからないのかと思う。

右側走行も、並走も、ながら走行も、一停無視も。
6月中旬現在、見かけない日はない。いなくなってなんかない。
さすがに雨の日のカッパ率だけは若干上昇してるけど、それでも傘差しはいる。

正直なところを言えば、取り締まりしてるの一度も見たことないのです。
これじゃあ例えばお巡りさんに注意されたとしても
 「今回は運が悪かっただけ」「(取り締まりの)ポイントさえ注意してれば平気」ってなりません?
・・・飲酒運転がなくならないのって、これと同じ理論でしょ。


道交法改正による取り締まりと罰則強化の、より一層の周知徹底と実施を望みます。
可能であれば同時に「自転車保険」の加入促進も。
加害者にも被害者にもならないために。
これに関しては「自分だけは絶対大丈夫」なんて本当にないので。

『コニカミノルタプラザ環境企画展「知ることは守ること 絶滅危惧種動物展」他1展』

2015-06-13 08:35:45 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
新宿に行った際は、時間的に問題さえなければ必ず立ち寄る場所。
ギャラリーAのこの写真の子ライオンに釣られる。ネコ科に弱い。

 『 コニカミノルタプラザ環境企画展「知ることは守ること 絶滅危惧種動物展」 』

わかりやすい子供向けの文章と、美しい写真。
そこに映し出されている彼らが 絶滅危惧種 であることを除けば。
地球上に存在する生物で、絶滅危惧種に分類される動植物はなんと 22,400種以上。
そしてそのすべてに人間が関与してる。

生命の敵は人間。



 『 コニカミノルタ「ソーシャルデザインアワード2015作品展」 』 ギャラリーB&C

これやってるとは実は思ってなかったのでめっけもん。



社会をより良いものにするアート・デザイン・アイディアのコンペ。
ギャラリーBにプロダクト部門、Cにアート部門。
いずれも若手・次世代クリエイターさんたちの作品。
こういう発表の場があるっていいなぁ。次の意欲になるもの。


アート部門で個人的には一番インパクトあった方のリーフレット。このセンス好き。



エントランスロビーにて。チューリップ



受付のおねーさんに確認してから撮影。


両展示とも6/22(日)10:30~19:00(最終日のみ15:00まで)入場無料。

フライヤーGet

2015-06-12 08:24:05 | Go!Go! わたし ~日々徒然~
「予告犯」観た吉祥寺のシネマビルのワンフロアにてようやく発見。
映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」のフライヤー。
系列だからここに来るたびに「あるんじゃないかなー」と思って見てたんだけど、すぐになくなっちゃうみたいでずっと出会えず。
どーしても欲しい品を落札するためにしか利用しない某オークションサイトに出品されてるのを見るたび、本当に苦々しく思ってた。

そもそもなんで映画のフライヤーを「有料」で出品すんだろ。
出品目的でごっそり持って帰る人がいるから、欲しい人の手元に渡らないんじゃない?
そう思ったらますます。

2枚だけいただいて帰りました。



それにしてもこの郁ちゃん、山猿にはとーてい見えん・・・。


『予告犯』

2015-06-11 09:21:40 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
映画館で流れる予告編を最初に見たときから、これは見ようと思ってた一本。
てか私、生田斗真くんの映画、何気によく観てるなぁとも。

 『 予告犯 』


「明日の予告を教えてやる」-ネットカフェの一室から配信される「予告」。
動画の主は新聞紙で作ったマスクに頭部を覆い目だけを覗かせた、通称 ”シンブンシ”。

2008年公開の「ブラックサイト」同様、ネット上にはびこるいわゆる「他人の不幸は蜜の味」に対しての問題提起をしつつ。
これって シャーレンフロイデ っていうんだね。
恥知らずの喜び、か。なるほど。

ただ明確に違うのは、それすらも全てその手の内というシンブンシの精神性。
こういうのって生田くん本当にハマりますね。
個人的には彼の演る役に見られる「キレた瞬間の、狂気を孕む目」がいいなーと思ってます。
なんつーかこー、サイコパスっぽいカンジ?


自分の手は汚さずに、気に入らないものを排除したい。
この感覚って人間は太古の昔から持っていて、だから「神さま」「仏さま」が必要で。
共感とは同時に「投影」をその感情に内包していたりもして。
ネット上にしばしば現れる 誰か を熱狂的に支持したり、あまつさえ金銭的援助までしてしまう心理は
「憧憬」であり、「投影」であり、そして同時に「贄(スケープゴート)」の意味を持つ。
だから 誰か が自分の思う通りでなかったとき、彼らは想像を絶するほど無責任で残酷。
ことSNSが大きく進歩し、誰もが気軽に写真や動画を撮れるのが日常になってから、この傾向はすごい。
もともとその傾向はあったのだけれども。
自分は安全なところで、名前も顔も出さず、でもセンセーショナルな「作品」で人の注目を集めたい・目立ちたい。
その「作品」の中で、誰かが助けを求めていても我関せずで。
そこに見える姿は、あまりにも醜悪。

その対比上で見えてくる”シンブンシ”のありようが悲しくて。
彼を突き動かす原動力となった存在が痛ましくて。

劇中の生田くん演じる奥田 宏明の2つの台詞。
窪田正孝さん演じるネットカフェ店長・青山の台詞。
ここに込められたメッセージがあまりにも痛くて、劇場で泣きました。


そして個人的には菜々緒ちゃんがホントにいーです。
ほんのちょびっとですけどね。痛快ですわー♪
濱田 岳くん。やっぱいい役者さんです。