豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

森を見ても樹を見ていない…函館市~北斗市

2009-02-18 19:02:02 | ファース本部
細々とした小さな数値を完璧に仕上げるために尽力するのは、我日本人の特性のようです。
小さな事を気にし過ぎて、もっと大事な部分に欠落のあることを「木を見て森を見ない」と言う格言になったのでしょう。

豊かな森を形成しているのは、一本、一本の樹木が織りなっているのです。
木々の間にこぼれ日が差し込み、その陽射しによって樹木の種が育ち、長い期間を経て大樹となるのでしょう。木々の表情や育成状況は、豊かな森の根源をなすものです。

家づくりにおいても、居住空間が完成するまでの間に、表面に出ない部分での細かい技能と技術が濃縮されているのです。ミリ単位の小さな仕上げ材の隙間を気にするより、家を支える地盤補強の方がはるかに重要です。現在の住宅産業は、売り手も買い手も見えない部分の強度よりも、表面仕上げばかりが先行するようです。
家づくりは構成する木々を充分に吟味し、総体的な森をつくり上げる事が大切です。

写真は今回の全国大会に使用した大会冊子です。
表紙の裏面1ページ目と2ページ目を撮りました。2ページ目のタイトルに重大なミスがあったのです。
今回は「第10回ファース全国大会in北斗」です。
ご覧下さい「第10回ファース全国大会in高知」となっています。この重大ミスを指摘されたのが月曜日、挨拶まわりに出掛けた際にお客さまの口からでした。

このページは私の大会あいさつを記述するページです。
スタッフが代わる代わる原稿チェックを行い、印刷会社でのゲラ段階でも校正作業を行いました。
誤字や脱字の徹底チェックを行いながらも、大きな文字で印字される表題に重大ミスがあったのです。まさに「樹を見て森を見ない」の典型的なミスでした。

人の行為に絶対を求める事は出来ませんし人間にミスはつきものです。
今回の冊子のプリントミスは、人様の心情を傷つける内容でなかったのですが、人名、地名、肩書きなどをミスした場合、取り返しのつかない迷惑になる怖れがあります。
私も含め、スタッフ一同が、ミスから学び、同じミスを繰り返す事のないように今後の教訓と致します。

今日は最高気温がマイナス3℃の真冬日だった北斗市でした。この寒さが本来の真冬の北海道の寒さなのでしょう。寒さを活用しての断熱性能の耐寒試験をしています。
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