豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

穣るほど頭を下げる稲穂かな…北斗市

2009-07-04 12:07:15 | ファース本部
企業のトップは常に社員や取引業者の方々から頭を下げられる立場になっています。そして、その企業が大きくなればなるほどその数が増してくるのでしょう。毎日のようのように頭を下げられ続けていると、しだいにそれが普通になってしまうようです。

「穣るほど頭を下げる稲穂かな」…稲穂の実が育つほどにその重みで頭が低くなります。自分自身の中身が充実してくると、その中身と同じだけの謙虚さが備わると言います。謙虚と言う意味を辞書でひくと「素直に相手の意見を受け入れる事」だそうです。

「駕籠に乗る人、担ぐ人、そのまた草鞋を作る人」とは、組織人の在り方を表現したのでしょう。人間一人では生きぬく事は絶対に無理な事で、そこに全ての原点があるようです。特に組織のトップたる立場の人は、組織が大きいほど担ぐ人が多くなり、その担ぐ人を支える人もまた多くなります。

政局の混迷が続いています。駕籠に乗った人の方向性が揺れ、担ぐ人の足並みも乱れているように見えます。その担ぐ人を支えているのが国民だと言う事を意識すべきです。国民は、駕籠に乗る人を担ぐ国会議員ともども放り出したい気分になっています。

我々から見える国会議員の活動は、国家国民のためと言うより党利党略のためのように感じてしまうからです。一般財源、特定財源など全ての歳入歳出などを、洗い浚いを公開したうえで、国家の在り方を問うべきです。

政治家も我々企業人も、その仕事を通じて、社会に役立つ事を目論んでいます。
奉仕の意識で仕事をすると少しずつ栄え、利益ばかりを意識した仕事をするとしだいに衰えます。信頼を得る政治家や企業人を社会は正確に見定めて育ててくれているのでしょう。

戦国時代に駕籠に乗った武将は、自分の指示が外れたら実に潔く戦場に散って行きました。まして国1億を超える人民の生命財産を与る首相たるや、上手く行かなかったら辞めれば事が済むと思っている人に、その重責を背負わせるべきでありません。

中小企業の経営者の殆どが、全身全霊(身体と生命をかける)で事業に取り組んでいます。そして自分がいる現実に感謝出来るからこそ謙虚さが滲み出るのでしょう。

今日の北斗市は北海道独特の過ごし易い夏の気候です。
写真は今朝撮った自宅の樹木です。
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