豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家庭の電化製品からコードがなくなる日…北斗市

2009-07-15 18:00:41 | ファース本部
総務省は、家庭内の電化製品に電源コードなしで電力を供給する、ワイヤレス電力供給を実現するための検討に入ったと言うニュースがありました。他の家電製品や人体への影響などを調査した上で、2015年の実用化を目指すのだと言います。

住宅からコンセントがなくなると、家電製品を家屋内の何処にでも自由に配置できて、「ライフスタイルに大きな変革をもたらす」と効果を期待しているとの事です。
電気自動車の無線給電スタンドや、超小型内視鏡への電力供給も可能になると言います。
 
総務省は専門家の報告書を受けて、周波数帯の割り当て方法や電波干渉などの課題を克服するための技術開発の支援を始めるそうです。
ワイヤレス電力供給には、電流を通したコイルの磁力によって電力が生じる電磁誘導型と、電波を電力変換する電波受信型、それに磁場などを共鳴利用した共鳴型の3方式があるそうです。

電磁誘導型のワイヤレス機器は既に商品化されているそうですが、これは電化製品を電源の数㎝以内に置く必要があり、また金属を近づけると発熱するのが難点だそうです。電波受信型は、多くの電力が放電して非効率性が課題だそうです。

共鳴型は2mの距離で60wの送電に成功した言うかなり期待できる技術だそうです。総務省は各方式について効率性、安全性に問題がないかを見極めた上で周波数を割り当て、家電製品のコードレス化を後押しする考えだとこのニュースは伝えています。

国際機関で常に客観的な見地の情報を出す「WHO」が大丈夫との評価をしているにも関わらず、今でもIHヒーターの電磁波を問題だとする意見が多く存在します。
電源そものを電磁波で送電するには、生活者の理解を得る事の方がはるかに大きな課題だと思われます。

写真は昨日、来社されたパナソニックの北海道営業所 総合企画 部長の播磨敏次さんです。播磨さんはパナソニックと社名が変われども、松下グループで三十数年に渡り、多くの方々から信頼を集めてきた人格者です。来月リタイヤされて郷里の大阪へ戻るそうです。

思えば播磨さんから電磁ヒーター(IH)の安全性を様々な資料を用いてレクチャーを受けた記憶があります。
それから更に電源を電波で飛ばす時代になったのですね…

団塊世代の代表格である播磨さん、まだまだ先がありますが今後のご健勝を祈念致します。
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