豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

母は強し…那須塩原~東京~羽田空港~函館空港~北斗市

2009-07-24 18:33:03 | ファース本部
昨日、函館空港の搭乗者ロービーに入った瞬間、張り裂けるような声で泣き叫んでいる子供がおりました。1歳半くらいの子供ですが、お母さんと思われる方は、周りの方々に迷惑を掛けないようにと、抱きあげて話し掛け、なだめるのに懸命のようでした。

やがて東京行きの飛行機への搭乗がはじまり、ほぼ全員が乗り終わった頃にあの、甲高い泣き声の母子が搭乗してきました。函館空港発、羽田行きの早朝便は、ビジネスマンが多くいつも満席になりますが昨日も満席でした。(写真はその乗り込んだ飛行機)

この飛行機は、片側3人席、中央通路の一列6人席が並び、母子の席が私の座った直ぐ前の席で3人席の真ん中です。先に座った2人の乗客は、いずれも中年のビジネスマン風の男性で一人が新聞を読み一人が本を読んでいるようでした。

満席との機内放送がありましたが、空いていた母子が座る真ん中の席に導くため、通路側の男性がサッと立ち上がり、泣き叫ぶ子供抱き上げて母親の着席に協力していました。着席したものの泣き声は止まらず、汗ビショの母親は懸命にあやしながらなだめています。

やがて飛行機は滑走して上空に舞い上がったのですが子供の泣き声が止みません。水平飛行になった頃、窓側の男性乗客が泣き叫ぶ子供を膝に乗せて上げようとしたのですが、更に泣き声が大きくなり、その方が母親と窓側の席を替わってくれたようです。

泣き声がとまりました。小さな窓におでこをつけて白い雲の上を飛行する景色に見入ったようすです。やがて疲れたのでしょうか、母親の右肩に顔をのせて眠ったようです。流れ落ちていたお母さんの汗も少しずつ引いてゆく様子がわかります。

母親は左右の乗客だけでなく、周辺の方々全員に迷惑を掛ける事を申し訳なく思っている事が、その態度から見て取る事が出来ます。
一人で大きくなったような顔をしている人もいますが、誰もが乳幼児の時は多かれ少なかれあおのように母親の手に掛かっているのでしょう。

昨日は研修会を主催した販売代理店の社長ご夫妻に、三日間の産みの苦しみの後、まさにその開催中にお子さんが誕生しました。ご夫妻にとっては記念すべきイベントになったようで、ご夫妻に心より祝福を申し上げたいと思います。

1週間前、私の娘も生後1ヶ月と4歳の孫を連れて同じ一便の飛行機で移動して行きました。昨日の母子の様子を見て男親には絶対に出来ないような気がします。
「母は強し」と言うより「女性は強し」と言う方が適当かと思います。

蒸し暑い東京から今日はやっぱり涼しい北斗市にいます。
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