豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

苦難の中から人は育つ…北斗市~函館空港~東京~那須塩原

2009-07-23 22:17:12 | ファース本部
心の貧しい社員は、自分自身のうだつの上がらない要因を、政治のせい、会社のせい、上司のせい、しいては家族のせいなどと全てが自分以外のせいにしている場合があります。我々ような中小零細の会社には、高学歴で才能豊かな精鋭など入社してこないのです。

それどころか世間一般からみれば、落ちこぼれに近い人材も少なくありません。しかし、彼らこそが雑草のような強かさをもった存在だったのかも知れません。
才能などは、誰もが同じように潜在させており、引き出し方の工夫しだいなのでしょう。

我々ファース本部も、高学歴で優秀と言われた入社当時のスタッフはいませんでした。それでも、名門大学を出た大手メーカーのスタッフなどと五分に渡り合い、たまには頭脳集団ですね、などと言われる場合もあります。
頭脳集団と言うよりは、耐乏集団のほうが合っているようですが…

人は逆境によって大きくなると言われますが、苦難がゆえに向上心を燃やすのでしょうか。谷の底からは、見上げるものばかりと言えるでしょう。這い蹲っても昇り上がろうとする事で知恵が湧き、工夫が為され、必然的に与えられた使命をこなせるようになるのです。

ダメに見える社員でも様々な試みをさせてみると、きらりと光るもののひとつ位は必ず持ってるものです。その特性にスポットをあて磨き上げると光が輝きを増す事でしょう。

駄目と言われた人間に、駄目でないと言わしめる機会を何回もつくってやると、一個くらいのは成果をあげるものです。その成果をとことん褒めると開花のきっかけとなり、このような人材育成法は、人生の底を這った人間の方がはるかに輝きを増すようです。 

今日は、栃木県の那須塩原市で販売代理店、星野アルミ建材さまが主催した、工務店経営者セミナーで二時間の講演(写真)を行いました。
参加者の方々全員に大きな可能性を感じる研修会でした。

現在は、勉強のしない工務店が自然消滅せざるを得ないような市況にある事も事実です。工務店数が多過ぎて過当競争で住宅品質が保持できない理由があるからですが、本物をつくれるのは、経営者自らが現場に建てる地域密着の工務店なのです。

このような苦境期だからこそ、勉強したものにチャンスが出て来るのでしょう。
今日は初めて那須塩原に泊まり、明日、羽田空港経由で函館に戻ります。

以前の社長日誌
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
過去のブログの全てを収録・総集編
函館市・北斗市周辺での家づくりは
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする