豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

憎しみは何も生み出さない…北斗市

2009-07-25 12:48:31 | ファース本部
大河ドラマ「天地人」で直江兼続は、血気盛んな戦いを好む若き武将、伊達政宗に諭したのが「憎しみからは何も生まれない」と言う言葉でした。戦乱に明け暮れる乱世の時代だからこそ、後に名将と言われるようになる伊達政宗の心を捉えたのでしょうか。

試合で負け、試験に落ちた時などに「悔しさをバネにしよう!」と互いに励まし合う時があります。悔しさは、人の持つ潜在的な力量を引き出すきっかけになる場合があります。ところが、敗戦や不合格の理由が自分以外の人に向けられて怨念になると悲惨なのです。

ところが怨念や憎しみの気持ちは、普段の力の何倍ものエネルギーを生み出す場合もあり、この怨念が悔しさを晴らすために何年もの期間を準備し、例えそれを成就させたところで後に残るのは、新しい怨念を生み出す事になるだけなのです。

悔しさが転じて怨念を奮い立つと持続的に自分も驚くような力が湧いてくると言われます。怨念を持てる人は、元々そのような潜在力が備わっていたのでしょうか。この潜在力を世のため人のため、社会貢献に発揮出来れば、素晴しい人生を歩める事になるのでしょう。

無気力な人は、悔しさを感じないから怨念すら持つ事も出来ないのです。
失敗し、負けて悔しいと感じる誰もにが、自分も気付いていない潜在力はあるのでしょう。

今週、衆議院が解散して40日間にも及ぶ長い総選挙戦に突入する事になります。
与党は、総理総裁の付け替えが出来ないままに選挙突入する事態となり、その責任の擦り合いをしているように感じてしまいます。そのような総理を選んだ議員、そのような議員をえらんだ有権者と、順を辿れば私達にも大きな責任があるのでしょう。

戦国時代にも直江兼続のように、権欲にも強欲にも走らず、ひたすら戦のない世の中にしようと戦った武将も存在したのです。今この時代にも、単に選挙に勝つためだけに奔走する政治家ばかりではありません。(写真は出張先で見つけた人道標語です)

私も与野党の垣根を越えて「世のため人のため」の使命感に燃える政治家を知っています。このような政治家の共通点は、他党や他人の失敗を批判したり、批判された事を恨む事などなく、そこから学ぶ姿勢がはっきりとしています。
この40日間で、そのような政治家をしっかりと見つけましょう。

今週末は、朝からの豪雨が、少しおさまった北斗市に…
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