豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住宅性能評価の耐震等級とは…北斗市

2010-01-09 17:02:10 | ファース本部
家の耐震等級とは、確認申請が通る通常仕様が1等級、その仕様より25%耐力壁を多いものが等級2となります。ところがこのような耐震等級の付け方には構造学の識者からも当初から様々な指摘がありました。

長期優良住宅制度では、省エネを図るの温熱性能が最高等級である事と、森林保護の観点から高寿命性能である劣化対策の最高等級で在る事は大いに納得でます。
ところが耐震等級を2等級が条件となっております。

私達は長期優良住宅仕様を満たすため不本意ながらもそのような構造計算を行い、計算に基づいた家づくりをしています。しかし単に壁倍率を多くしても剛健な地盤に建てた家の場合は、むしろ揺れ波長がフィットして構造体に多大なダメージを与える事が解っていました。

昨年、長期優良住宅を薦める機構が、マスコミや関係者を集めて耐震2等級の家と通常の家を実験振動盤に載せての耐震試験を行いました。誰もが通常の家の方が先に倒壊すると思っていました。そころが予想に反し、もろくも倒壊したのは、主催者が薦める2等級の建物(写真手前は1等級の家)でした。唖然とした関係者の顔が想像できます。

だからと言って耐震2等級は壊れ易いとは断言できません。軟弱地盤では、その方が優れた耐震性能を発揮します。私達は予てから構造体に関する壁倍率をプラスマイナス=ゼロならば費用の掛からない1等級(数百年に一度の震災に耐えうる強度)で充分との仕様で家づくりを行って来ました。このような事例を参考に耐震等級の見直しが為されるべきです。

私達のファースの家は、耐震1等級のままでも強固な樹脂で固めるため、小さな家なら転がしても壊れないくらいの耐震性能にも吟味しており、既に大震災での実績も在ります。自画自賛に聞えますが、家づくりは理屈より住み心地も含め、実績が一番なのでしょう。デスクワークに秀でた人々がリードする行政に対し、現場から声をあげて行きます。今日も穏やかだった北斗市も函館山の灯り目立つ闇に…
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