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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

今後の電力事情を思考する…函館~北斗市

2011-05-31 18:33:10 | ファース本部
原発を止めると安全が戻るなどとは実に安易な発想と思われます。
これが政治家による発言だったりすると単に感情論しか発し得ないセンスに唖然とします。
確かに、使用済み核燃料の確たる廃棄施設を確保しないでの原発推進に大きな課題があり、今回の福島原発事故は核エネルギーの恐ろしさを目の当たりにしました。

とは云うものの現在の電力事情は、30%を原発依存していると云う現実があります。
現在、原発抜きでの電力需給とその配分を考えると「原発止めろ発言」は、とても政治家や識者の発言とは思えないのです。

脱原発が出来るとするならば、相応の代替電源と期間が前提です。
従前の原子力発電は、安全神話に騙し続けられてきたとも言えるかも知れません。
25年前にオール電化専用住宅工法を開発した当方は予てからの持論でもありましたが、「原発は危険なのだ」と言う視点に立てば、もっと充実した安全対策が講ずられたのです。

事実、危険だからこそ原発は都市を遠く離れた場所に建設され、その地域の人々には様々な地域貢献を行ってきました。端から安全なら都心に造り、設置地域への保障も不要です。

原発に替わるとしたらした化石燃料かバイオ燃料、いずれも燃焼させて水蒸気をつくり、タービンを回して発電します。それに自然を壊さない程度の小規模な水力発電が加わるのでしょう。
太陽光や風力発電は自然任せであり、質の高い安定的した電力を供給するためには、上記の発電した送電ラインにおいて、変電、配電装置を介して安定したクオリティーを高くする調整が不可欠です。

福島原発事故の悲惨さを目の当たりにし、冷静さを欠いた議論に進まない事を望みます。
電気供給があってこそ日本の先行きが見えてくるのでしょう。
多くのリスクを抱えた原発不要論はあっても当然です。しかしその前提要件をしっかり加えて欲しいものです。

さて今日は5月最後の日でしたが写真は夕方に撮った函館郊外の夕日です。
五月晴れとは云えませんが、何とかお日様が顔をみせてくれました。
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