豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家って何・人って何…函館~北斗市

2011-05-13 18:16:31 | ファース本部
家とは何かと問われて、屋根があって、壁があって、壁に窓と入口があって、その壁と屋根を基礎が支えている…このように答えても間違いはないだろうと思われます。
従来の日本家屋は更に風通しの良い、通気のできる家屋が基本となってきました。

茅葺屋根の家屋などは、通気に重点を置きながら夏涼しく、冬暖かい住まいにするための工夫の結集であり、更に長寿命と云う技術的な概念も加わってきました。
ところが近代の建築物は、外観デザインや内装美観に大きく左右されるようになりました。
私達は、どんなに家づくりが近代化されたとしても、日本の気候風土や通気の基本を落とし込んだ家でなければ家ではないと言い切って参りました。

グラスウールを多く充填して高断熱と云い、ポリフィルムを張付けて高気密と云います。
家を高気密、高断熱にするとするほど、加えなければならない事が伴います。
入った熱処理を効率よくしなければ蒸し暑い家になります。入った湿気処理を効率よくしなければ、内部結露が発生し、構造部材が腐るなどの弊害が起き易くなります。

窓ガラスやサッシ枠からは大量の熱が逃げ、結露などが起きる場合もあります。
気密住宅の換気扇は、換気経路を確保しつつ、その量と方法がポイントとなります。
屋根材の受ける夏場の直達日射熱は膨大で、小屋裏気温が70℃以上にもなります。

エアコン冷房を省エネで稼働させるには、ガラスからの日射熱を遮熱する方法があります。
エアコン暖房と省エネで稼働させるには、日射熱を多く取り込んで家屋内に蓄熱します。
これからの照明機器はLEDが主流となるのですが、その使用法が問われます。

いずれにしてもその全てに人が深く関わっています。
最終的には理屈抜きで「人」の存在を深慮した技術構成が絶対条件となるのでしょう。
家づくりにおいて、「関わる人を大切に」
この人への配慮、気遣いは、為せば為すほど自分を幸せにする事でしょう。

今日も家づくりに不可欠な技術研究に講じていました。写真は現在の函館山の様子です。

昨日、私が本州から持ち帰った暴風雨は上がりましたが天気は強風で機嫌が悪そう…
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