豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

潜熱蓄熱材とは…北斗市

2019-07-06 14:38:01 | ファース本部

そもそも潜熱とは何か、顕熱とは何かの説明が必要だと思われます。
熱交換式換気扇には、潜熱式熱交換式換気扇、顕熱式熱交換式換気扇、全熱式熱交換式換気扇と三種類が存在します。潜熱とは湿気が抱えた熱を意味します。

例えば気温(顕熱)20℃、湿度50%の時の50%を熱に換算すると18.5℃となります。
この18.5℃と気温20℃を足した熱を全熱と云います。
普段私達は20℃の顕熱(寒暖計に表記され見える熱)しか注目していません。

これが真夏の本州でよくある気温30℃、湿度80%では、この80%の(潜熱)が気温換算で50℃にも相当しており、合計した全熱は30+50=80℃にもなっている事になります。
つまり潜熱とは液体の持つ熱であるとも云えそうです。

私達のファース工法は、家中の空気を空気循環で床下に送り込みますが、熱や湿気も一緒に循環しています。床下には空気洗浄調湿材「ファースシリカ」で余分な湿気を約200ℓも吸着し、乾燥した際に放出して家屋内湿度を一定化させるようにしています。

同じく床下に埋設された潜熱蓄熱材「タイトプレート」(写真)に蓄熱します。
潜熱蓄熱材と云うのは、ポリプロピレン容器に硫酸ナトリウムを処方した凝固剤を充填。
温度が上がると融解し、下がると固体化しますが、この過程で融解熱、凝固熱を出します。

ボリューム換算すると水や砕石などの約11倍の蓄熱量を確保できます。
ファース工法も開発当初は、表面積の大きな40㎝~80㎝未満の砕石を使用していました。
砕石は価格が安価ですが、何トンもの砕石を洗浄して搬入する人件費で割高になります。

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