ちょうど一月前の6月13日にファース全国大会in沖縄を沖縄県那覇市ハーバービューホテルで開催しました。
気温28℃でしたが、湿度95%と北海道の人間には信じられない蒸し暑さでした。
沖縄県は周りが海に囲まれているため、本土の熊谷市や前橋市のように39℃と40℃近くまで上がる事はありませんが、90%を超える湿度になります。
この多湿によるカビの発生で疾患率が高まり、健康寿命が軽減されるとのデータも。
気温28℃、湿度95%では、湿度95%を顕熱(寒暖計で見える熱)に換算すると58.5℃(潜熱)にもなり、28℃と合計すると86.5℃となり、これを全熱と云います。
この潜熱(湿気の持つ熱)は、エアコンの室内フィンに接触すると具現化します。
沖縄などのような湿度の高い地域では、エアコン消費の電力量が大きくなります。
ポリフィルムなどの気密手法では、外気の湿気をシャットアウトするなど出来ません。
そのために樹脂スプレー排出発泡断熱工法を開発しましたが、可燃性のウレタンのスプレー発泡断熱は危険だとされ、公的に認可まで5年間の歳月がかかりました。
平成5年の年度明けに認定交付されましたが、その後はあらゆる樹脂スプレー発泡断熱が施工されるようになりました。中にはとても危険で理に適わない工法もあります。
先ずはシームレス状に家を包んで外気の湿気をシャットアウトしますが、その分の室内空気の洗浄調湿を完璧に行わなければなりません。
ファースの家は40%から60%の湿度範囲に収まるような仕組みを構築しています。(写真は参考値)
現在、弊社研究開発室では、前橋工科大学の先生の指導でカビ測定器を購入し、ファースの家のカビ測定と一般住宅のカビ測定の調査研究を始めています。
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