平成5年にファース本部が日本ではじめて樹脂スプレー発泡断熱工法の公的な認定を交付されました。
何と5年がかりの審査機関との攻防でした。
スプレー発泡断熱は、内側から外壁に樹脂をスプレー発泡します。
その際に外皮に断熱材(特殊なウレタンボード)にスプレー発泡する工法は、ファース本部で特許登録しております。
天井裏の屋根面に直接発泡しますと、太陽熱を受けた屋根材が90℃まで温度上昇します。
そのため、その熱を放出する通気層を屋根材と断熱材の間に構築しなければなりません。
つまり屋根が二重構造になるのです。
強度は必要ありませんが、大変な手間と費用が掛かる事になります。
そこで研究開発したのは、エアーネットと云われる下地材(写真)です。
樹脂スプレー発泡は、発泡時に100℃くらいまで発泡熱を発します。
その熱に堪えられ、尚かつ簡単で簡易な施工方法である必要があります。
我々が研究開発したエアーネット工法(特許登録)は、高熱に耐えるメッシュ(ネット)を木下地にタッカのビョウでカチカチを簡単に打ち込みます。
それに下からスプレー発泡断熱を行うと樹脂が下地を絡まって剛性を発揮いたします。
大工さんアイデアを施工方法に取り入れた画期的なスプレー発泡断熱の下地構築工法です。
この工法で壁と天井の取り合いに断点なく断熱気密層が構築されます。
大工さんの提案を特許工法にした一例です。
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
