デザインと云えば「造形」と、モノなどの形を司ることと思いがちです。
表題の教育デザインとは、未来の教育を思考し、その姿を描き出すことにありそうです。
私達の未来は、まさに教育の豊かさで構築されることは云うまでもありません。
教育現場では「デザイン思考」を想像しながら先生がたの奮闘がなされています。
今日は、北海道教育大学准教授の中村直樹先生にご来社いただきました。
中村先生は、幼児教育の実情を調査研究しておられます。
私達はSDGs(誰ひとり取り残さない社会の構築)の17項目開発目標の宣言を行いました。
その1項目に貧困、2項目に飢餓、4項目に豊かな教育が記述してあります。
国連サミットで構築したSDGsなので、そのような記述も納得すると思っていました。
ところが中村直樹准教授は、他国でなく身近に多くの貧困と飢餓があると云うのです。
子供の貧困や飢餓は、親の生活力が大きく関係していることは想像できます。
単に子育て支援の政策的対応だけでなく、我々大人の仕事の在り方や道徳心にも左右されそうです。
教育デザインには、社会的弱者の救済と同時に大人の意識向上が不可欠なのでしょう。
中村先生の研究でも貧困は、児童虐待を誘発し、将来を担う子供達の心身をズタズタに傷付けてしまい、子供の可塑性(変化する力)をも減退させてしまうと云う事です。
教育デザインとは、高齢者になった時、支えて貰う子供達の未来を、自分の未来とも重ね合わせて創造し、子供達と向き合うことなのかも知れません。
私達ファース・グループは、家づくりのハードを通じ工務店経営者さん、ユーザーさまと、コラボレーションでの人間教育を意識して参ります。
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