断熱性能の高い家に住むことは、住む人の健康保全にも寄与することは明らかです。
断熱材を多く充填して、ペアガラスやトリプルガラス入りの断熱サッシを取り付ける事で、断熱性能が高まり、そんなは難しい事でありません。
ところが暖かい家は、湿度(相対湿度)が低くなります。
この湿度は「%」で表記しますが、%とは割合のことを示します。
これは気温と器の中に含んでいる水分量の割合を示しているのです。
暖かいと湿気を抱える器は大きくなることなので、その器に対する割合が低くなり、北海道などの厳寒地は、湿度が連日90%くらいになります。
これは、気温が低くなり器が小さくなるため、割合が大きくなっているだけなのです。
家中を温かく保持しながら湿度も一定に保持するには、相応の対応が必要です。
私達のファースの家は、家中を暖かくし、湿度も一定以上に保持する機能を持たせています。
それも機械的な装備を行う事ではなく、恒常的に家中の湿度管理を行います。
先ずは、高温多湿や低温乾燥の外気影響を受けないよう、家を丸ごとシームレス状の樹脂断熱材で包んでしまいます。
そのような外皮をつくり、全熱式熱交換換気扇で換気量を確保し、その新鮮空気と床下に敷き込んだ300㎏ものファースシリカ(シリカゲルを専用処方)で湿気を吸放出させます。
この調湿と空気洗浄を可能にした住宅システムを構築するためには、市販されていないファース専用部材を多く使用いたします。
昨日はそのファース工法専用部材との意見交換を行う機会が東京でありました。
写真の手前右から外皮素材の倉敷紡績の部長、山本欽一さま、全国のスプレー発泡施工を担うクラボウ関西化成、代表常務の松本幸也さん、私の左が調湿空気清浄剤、シリカゲルメーカーの富士シリシア、部長の伊藤譲さん、ファース工法専用空調キットのメーカー、協立エアテック東京支社長の篠原宏さん、クラボウ関西化成のファース担当者、西脇広次さんです。
一昨日は、2020年FMA総会の日程事案などを協議しました。