豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

旧立山アルミの底力…北斗市

2020-02-25 17:50:10 | ファース本部

私達は、立山アルミというサッシメーカーにファース工法専用サッシを造って頂きました。
この立山アルミは現在、三協アルミという大きな会社に吸収(公的には対等合併となっている)され、旧立山アルミの方々は色々な販社などに分散して行きました。

旧立山アルミは、小回りが効いてサッシメーカーと販売代理店が一緒になって地域工務店巡りを行うような会社でした。
この小回りの良さが専用サッシを造り出します。

専用サッシと云うのは、ファース本部が開発した特殊なガラスを抱え込むサッシ枠です。
当時は、通気層21㎜を挟み込むペアガラスで総厚さが27㎜になります。
現在のトリプルガラス並みの厚さになり、熱貫流率(UA値)1.9と2.0を切りました。
当時は複層ガラスでもっとも熱を逃がさないガラスだったと思われます。

大手サッシメーカーの総てに断れ、残った立山アルミだけが試作品を作ってくれました。
それからLow-Eガラスが出回るまでの数年間は、業界でトップの性能でした。
通常のペアガラスの空気層は12㎜ですが、それ以上の空気層では空気対流が起きてしだいに断熱性能に限界があります。

ペアガラスの空気層は、12㎜以上にするとしだいに対流して断熱性能率が低くなり、26㎜くらいがピークとなります。21㎜はサッシのガラスとして使用できる限界点でした。
今日はその旧立山アルミ、現在の三協アルミ社北海道支店担当部長の加治慶信さん(右)と、販社である三協テック北海道部長の安藤幸司さんが新商品紹介でご来社されました。

2人とも残り少なくなった、旧立山アルミの社員ですがメーカーの「ドブ板営業」を実践した方々です。人間関係が希薄になりつつある現在こそ「ドブ板営業」が必要と思います。

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