昨夜(2020・04・09)のプライムニュースでは、新型コロナウイルスの影響で1年間延長となった東京五輪についての議題でした。
このプライムニュースに出演した元五輪選手で400メートルハードルの日本記録保持者である末為大(すえためだい)氏は、SDGsの理念に基づいての開催を主張していました。
五輪は、「平和の祭典に徹する」ことが必須であるという意見や「商業ベース」からの回避などを唱えるコメンテーターの中で「SDGsの理念を」との発言が新鮮でした。
オリンピックやパラリンピックこそ、SDGs17の開発目標を満たしているように思います。
議論の中でオリンピックには政治利用しないことが原理原則だと云いつつも、オリンピックこそ政治そのものだとする意見にも説得力があります。
そもそも政治力がなければ、オリンピック誘致どころか開催そのものが出来ません。
オリンピックは平和の祭典でありメダルの数を競うのでなく、オリンピック開催を目指して紛争をなくし、楽しみと幸せを分かち合おうとの意見に頷かないヒトは居ないでしょう。
それには必ず「しかし」がつきます。
それは、国力がなければ誘致して開催など出来ません。
オリンピックでは、勝った選手を称えるために表彰式で国旗掲揚という儀式があります。
まさにオリンピックのアスリートは、国家の威信をかけて競技に臨んでいるのです。
平和の祭典で「参加する事に意義ある」という唱えには、「参加したら勝って来い!」と云われるでしょう。
コメンテーターの意見に納得できて賛同しますが、オリンピックに臨むアスリート達は、云われるまでもなく誰もが競技に全力を尽くすのでしょう。
そのまとめで「SDGs五輪」を唱えた為末大氏に強く賛同するしだいです。
SDGsオリンピック、「誰ひとり取り残さない社会構築」の理念で開催こそ最適だと思います。写真は私が大ファンの反町理キャスターです。