先週4月8日に新型コロナウイルス発症元で中国の武漢市は、三ヶ月に及ぶ都市封鎖を解除しました。家から一歩も出られなかった市民の市街地移動が自由になったのです。
8日0時と同時に武漢は、人々が鉦や太鼓を鳴らし大歓声を上げたのが報道されました。
真冬から封鎖が始まり、4月8日はまさに春と自由が一緒に来たように思えたのでしょう。
日常生活を取り戻したという歓喜は、とても良く理解できます。
武漢市民は武漢市からの脱出で、大勢が高速道路に押しかけ大渋滞になったと云われます。
周辺の鉄道の駅やエアーターミナルにも大勢の武漢市民が詰めかけたようです。
8日から10日まで武漢市を脱出した市民は10万人とも云われております。
咳や熱のない無症状の人々は、閉じ込められていた鬱憤を晴らすような活動をしそうです。
中国全土に散らばった武漢市からの無症状感染者がばら撒くコロナウイルスは、また世界を震撼させることになることを危惧しております。
人口14億人の中国は、全世界の工場としての役割を果たしており、今回のコロナウイルス騒動で日本のバスユニットや洗面化粧台などの供給が停止した時がありました。
ファースの家も、住宅用備品の細かいネジ(写真)などの部品が中国産であり、そのネジ一本が入らないため完成品にならなかったと云うのです。
マスク不足も中国からの輸入が殆どで、供給元がダメになることのリスクの大きさを思い知りました。
また中国人観光客が来日できず、ホテルなどの観光業は経営危機に陥っていると云います。
我が国の隣国であり大国中国は、尖閣諸島に絶えず領海侵犯を行うなど、何とも付き合う事の難しい国ですが、上手な外交が求められるのでしょう。