豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

樹脂スプレー発泡断熱手法…北斗市・本社

2024-08-02 17:14:50 | Weblog
樹脂スプレー発泡断熱手法…北斗市・本社
ファース本部は、グラスウール断熱手法の難しさを感じ、躯体の外側にスチレンボードやウレタンボード等、硬い樹脂断熱を張り込む手法に切り替えた時期がありました。
しかしながら壁断熱材と屋根断熱材の納まり施工は、グラスウール以上の技術が必要です。

そこで専門業種が責任施工できる樹脂の原液をスプレー発泡する手法を見つけました。
当時は、ビルの結露防止用にウレタンスプレー発泡断熱を行っていました。
木造住宅には、使用した経験など原液メーカーも施工者も全くありません。

ある商社の担当者は、東京から北海道何度も足を運んでくれてました。
そのうえでスプレー発泡樹脂メーカー技術者や、スプレー発泡施工部門の専門家を伴って来てくれたのです。
彼が伴って来てくれた人達は、次世代の住宅性能にチャレンジする奇人変人と言われる当方に興味と好奇心を持ち、大変、好意的に多くの有効な情報を与えてくれました。

商社マンは、無いものを創り出す市場を創り出すのも仕事のうちなのでしょう。
彼らが来社すると欠かさず、函館の一流鮨屋に案内して、特上の鮨を食べて戴きました。
実は、美味しい鮨が食べたくて函館に足を運んだと言っておられました。

ともあれ日本で初めて木造住宅の樹脂スプレー発泡断熱工法での家づくりは始まりました。
それで昭和63年、翌年の平成元年にファース工法が誕生したのです。
しかし、可燃性のウレタンスプレー発泡断熱(写真)のファース工法が公的に認定されたのは、それから5年後の平成5年までの果てしない技術改革が伴ったのです。

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