豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

樹脂スプレー発泡断熱とは…北斗市

2015-09-10 17:51:26 | ファース本部
私が平成元年に樹脂スプレー発泡断熱材を木造住宅に採用した際は、滅茶苦茶な断熱方法だと様々な方面から批判されたものです。
当時の樹脂スプレー発泡断熱は、コンクリート造りのマンションの結露対策や低温倉庫などにしか使用されておりませんでした。

国の指導はグラスウール断熱が基軸となっておりました。
樹脂によるスプレー発泡断熱などは、邪道そのものと酷評されたものです。
酷評理由は、燃え易い、木材の呼吸を止める、環境ホルモンの悪影響などと数多に及びます。
勿論、当時の木造住宅におけるスプレー発泡断熱の市場実績は0%でした。

樹脂スプレー発泡断熱材で木材を包んでも、その木材の含んだ水分呼吸を促すためには、湿気を吸わせないようにしつつも吐き出させる機能が不可欠です。
その矛盾した性能を「独立気泡率」の調整処方で持たすことが出来ました。

難燃性を促すためは、成分反応を変えた変性ウレタンで改善がなされ、合わせて壁の中に火炎が入った際に酸欠状態にしてしまうファイヤーストッパーの開発に成功します。
平成3年からは、グラスウールで断熱をしなさいと指導する行政機関から、断熱評定の交付にチャレンジしました。断熱評議員の学者の先生との厳しい遣り取りがあり、平成5年に国内初の樹脂スプレー発泡による断熱評定が交付されました。

私の評定交付で住宅業界は、堰を切ったように樹脂スプレー発泡断熱の家が建築されるようになりました。現在では年間に20,000棟以上ペースで建築されています。
今日は、弊社の本社に北海道内全域でファース工法のスプレー発泡断熱施工を行う、鷹ノ羽工業株式会社の社長、高橋宣裕さん(左)と常務の平川佳克さんが来社されました。

鷹ノ羽工業さんは、樹脂スプレー施工で行う防水工事などが主流でしたが、私達が全国展開を行なった当初から、ファース工法専用の施工工事店として協力して戴いてきました。
現在は担当エリアが全道全域になったため、道南から道東までカバーしています。

当初は、実績のない断熱工法に協力するアウトサイダーだと私達と同等のバッシングを。
しかし住む人の幸せだけを一心に願って行う仕事はいつか必ず日の目を見ます。
現在は、ファースの家の普及状態と同じように鷹ノ羽工業さんも業績を伸ばしています。

さて、豪雨のため鬼怒川堤防の決壊で、これ以上の被害が増えないことを切に念じます。

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