豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

パッシブハウスと高気密高断熱…北斗市・本社

2023-10-23 17:12:00 | Weblog
パッシブハウスと高気密高断熱…北斗市・本社
「パッシブハウス」とは、一定の性能基準を満たす省エネルギー住宅のことで、ドイツパッシブハウス研究所が規定する省エネ住宅と定義されていたのが最初です。「パッシブ(passive)」とは「受身」と云う意味だそうです。

自然環境に負担を掛けないようにして、その自然に溶け込むとの意義が込められています。
私達がつくる建築物の断熱性能を大きく向上させて、いわゆる「冷暖房設備」を必要としない家づくりを促すと云う思考なのでしょう。

私達ファースグループは、日本列島の総ての地域にFAS加盟工務店がおり、家づくりを行っておりますが、「冷暖房設備」の要らない地域などありません。
冷房の要らないと云われた北海道でも今年は、35度を超える地域が幾つもありました。

言い返せば「冷暖房設備」の要らない地域などは、日本列島に存在しません。
つまり考え方としては、自然共生型住宅として認識されています。
パッシブハウスは、決して冷暖房設備を不要だとするものではありません。

高気密高断熱住宅が「アクティブハウス」で、「パッシブハウス」はその真逆と思っている人も多いようです。
自然志向とは、大自然に負担を掛けないようにすることです。
冷暖房に使用するエネルギーを少なくする家づくりこそ、パッシブハウスと云えそうです。

真夏の暑さ、真冬の寒さと対峙することが、本来の高気密高断熱の目的ではありません。
断熱気密住宅建築時は、多くの断熱材や気密層の施工などと多くの投資が必要となります。
しかし50年サイクルのエネルギー消費や住む人の快適さを思考する完全に元が取れます。

特に住む人の「健康寿命を延ばすことでの医療費負担軽減」は、数十兆円もの公費削減にも及ぶことが研究機関の資料でも明確です。
私達の「ファースの家」(画像は鳥取県倉吉市のホームズの作品)も含む「パッシブ(passive)」ハウスは、寒さや暑さに堪え得るだけの住宅ではありません。

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