先般は、弊社福地建装のSDGsと省エネ住宅普及推進の取り組みが日本経済新聞全国版に掲載されました。その記事の中で「低炭素」に取り組んでいるとの表現がありました。
読んだ学識者からは、「低炭素ではなく脱炭素でなければならない」との指摘がありました。
温暖化効果ガスの排出量を低いレベルに抑えるのを「低炭素化」と云います。
同じくこの温暖化効果ガスの排出量ゼロにするのが「脱炭素化」と言い分けています。
私達はSDGs宣言を行い、7のクリーンエネルギー活用、9の技術革新、13の気象変動対策を実践しておりますが、まさにご指摘の「脱炭素化」事業に取り組んでいるのです。
この「脱炭素化」事業に欠かせないのが太陽光発電活用です。
しかしこの太陽光発電を行う前提条件としては、住宅の断熱性能を極めている事です。
隙間が多く断熱力の少ない家には、太陽光発電を取り付けても大きな意味はありません。
太陽光発電は、冷房と暖房の補助エネルギーに活用するのが前提であるようなものです。
冷房には高い外気温の影響を受け難くした断熱力、暖房には熱を逃がさない気密性能が。
これらの性能を保持してこそ太陽光発電の効果を引き出せるのだと思われます。
夜や雨天や曇天での太陽光発電は稼働いたしません。
太陽の出ている時間帯にこそ、家の中を暖房して温め、冷房して冷やします。
限られた時間帯でしか活用できないため、家の断熱気密性とフィットだせるべきなのです。
私達はそのようなゼロエネ住宅のハード面の研究開発を行っており、太陽光発電パネルを載せただけでZEH(ゼロエネルギーハウス)仕様になっております。
写真はファース工法仕様「ゼロスマファース」のリーフレットです。
まさに「低炭素ではなく脱炭素」なのですね。
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