現在は、自宅を自分で創設開発して全国展開しているファース工法の家に建て替えるため、新築場所にある多くの松の木の移植作業を行っております。
もちろん、プロの造園屋さんの庭師がその匠の技を駆使しております。
私は一度も行った事がないのですが、栃木県佐野市に福地家の本家があると聴いています。
その本家の家紋が何かは確かめておりませんが、少なくとも当方が幼いころに亡くなった父親は、三階松家紋の羽織を着ており、母や姉達の紋付着物には三階松が入っていました。
そのためなのか父は、ことのほか庭の松の木を大切にしていたような覚えがあります。
松は、四季を通して変わらぬ緑が続く事から長寿のシンボルとして尊ばれています。
毅然とした姿から、百年百木の長ともされました。
松は、華やかな感じはありませんが、松の大樹の姿には確かに大きな威厳を感じます。
昔から松は、祖霊の宿る木として門松などにも用いられてきました。
松の字を分解してみますと「木」は「十八」と書き、「公」が付いて松になります。
これは十八年待てば成就するとの例えで、チャンスがくれば目的を達するとの訓えです。
福地家が、この松が家紋にしたのも、このよう展望を見極めたのではないかと思います。
無造作に植えられていた松の木を妻の提案もあり、この自宅を「ファースの家」に新築する機会に「門被り松」「備え松」「想い出松」と名付けて移植致しました。
今日中には大まかな剪定がおわり、週明けから細かい微調整を行うそうです。
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