読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

驟り雨(はしりあめ)

2009年03月06日 18時18分02秒 | ■読む
藤沢周平作、新潮CD 身ごもった女房を病で失った鍛冶職人の嘉吉は、生きる意味を失いすさんだ生活に落ちて行く。ある日、いつものように盗みに入る段取りを終え、稲荷の境内で雨をやり過ごしている。同じように、何組かの人々が通り掛かって、それらの人々の人生の断面を目撃する。盗みを始めようとすると、次の人が・・・。そうして、再生の光の中へ・・・。 藤沢さん独特の、少し湿り気を帯びた、淡い情感に満ちた作品です。 . . . 本文を読む
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