読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

流れる星は生きている

2020年04月12日 20時57分23秒 | ■読む
藤原てい著、中公文庫刊太平洋戦争の敗戦の際、満州に居た著者は夫と別れ別れになり、五歳、二歳の男の子と、0歳児の女の子を連れて帰国する。頼るべき夫が居ない著者は、三人の子どもを一人で面倒見ながら、独り身であっても苛酷な帰国への途に就いたのであった。名高い作品なので、いつか読みたいと思いながら40年が過ぎてしまった。しかし、著者の我が子に対する愛情と無事国へ連れ帰らなければならないという必死さは、現在 . . . 本文を読む
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