読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

千両花嫁 とびきり屋見立て帖

2020年04月02日 18時13分30秒 | ■読む
山本兼一著、文春文庫刊山本さんの既読の著作は「火天の城」、「いっしん虎徹」、「利休にたずねよ」ですが、いずれも読み応えのある作品でした。本作は一話読み切りの連作といった趣の作品です。大身の茶道具屋の一人娘と、店の二番番頭が駆け落ちして「とびきり屋」を開き、二人が数々の試練に遭いながら、度胸と機知で乗り越えて行きます。京都出身の山本さんの描く京都弁が魅力的で、主人公夫婦のキャラクタ設定が秀逸です。し . . . 本文を読む
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