読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

社長 島耕作

2020年08月14日 16時16分03秒 | ■読む

弘兼憲史著、モーニングKC刊
2008年から2013年まで週刊モーニングに掲載されたシリーズの単行本、全16巻を読みました。「会長」シリーズから逆に読んでいます。世に会長と社長が居る会社がありますが、その違いを知らないので調べると、下記のリンクの四つめ「会長と社長、代表取締役の違い」の通りで、この物語では、代表権は社長も会長も持っているようです。本作では、実際の会社の舵取りは社長たる島耕作が行い、会長と相談役に了解をもらうという関係です。もっとも、これは、三者の関係が良いからです。
このシリーズでは、韓国の大手電機メーカーに大きく水をあけられた国内電機メーカーが従来の製品戦略の見直しを迫られ、進出した中国で日中関係の悪化により損害を被り、中国での生産活動に見切りを付ける時期に至っています。
政権が民主党に移行し、理念に偏ったむちゃくちゃで現実無視の政策に翻弄されたり、尖閣諸島に触手を伸ばす中国の陰謀、果ては、社内抗争など、トピック満載です。また、島耕作のある意味無軌道な女性関係が多彩に登場します。面白かった。今度は、取締役 => 常務 => 専務の順で読んでみようと思います。

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弘兼憲史:1  ○弘兼憲史:2  ○社長 島耕作 => ○会長と社長、代表取締役の違い
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評価は4です。

※壁紙専用の別ブログを公開しています。
カメラまかせ 成り行きまかせ  〇カメラまかせ 成り行きまかせその2


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