
橘右橘(たちばなうきょう)著、河出書房新社刊
著者の後書きによれば、本書はほんの入門書のようです。しかし、今まで気になっていたことが、本書で氷解されました。いわゆる江戸文字には、歌舞伎用の勘亭流、寄席文字、相撲字、千社札に用いる江戸文字があるのだそうです。
本書の最後にそれぞれの文字の書き方が出ていますが、勘亭流が草書で後に行くに従い楷書に近くなる、という感じです。そして、様々な作品が紹介されていますが、文字だけでなく、色々な意匠や図柄にビックリ。実に洗練されており、私が十分に感得し得なかった世界を発見しました。いわゆる「江戸の粋」が凝縮された感じです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/江戸文字
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現代でも、こうした文字は生きており、たとえば相撲字は行司が書くのだそうです。あの番付表は何日も掛けて全部手書きで書くのだそうです。つくづく人間の技能は凄いと思いました。
評価は4です。
著者の後書きによれば、本書はほんの入門書のようです。しかし、今まで気になっていたことが、本書で氷解されました。いわゆる江戸文字には、歌舞伎用の勘亭流、寄席文字、相撲字、千社札に用いる江戸文字があるのだそうです。
本書の最後にそれぞれの文字の書き方が出ていますが、勘亭流が草書で後に行くに従い楷書に近くなる、という感じです。そして、様々な作品が紹介されていますが、文字だけでなく、色々な意匠や図柄にビックリ。実に洗練されており、私が十分に感得し得なかった世界を発見しました。いわゆる「江戸の粋」が凝縮された感じです。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/江戸文字
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現代でも、こうした文字は生きており、たとえば相撲字は行司が書くのだそうです。あの番付表は何日も掛けて全部手書きで書くのだそうです。つくづく人間の技能は凄いと思いました。
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