黄金夜会

橋本治著、朝日新聞朝刊連載
金色夜叉を下敷きにした作品です。状況設定を借用したものの、主人公の貫一は現代の若者として捉え直しており生き方も違います。金色夜叉が長く続き作者の死によって完結しなかったのに対し、本作は266回で終えています。予想外の結末に唖然としましたが、作品を通して主人公の精神世界を丁寧に描いていた内容を思い返すと、他の終わり方は不自然なのだと思います。橋本さんの作品を初めて読みましたが、先が読めない展開に引き込まれ、毎回楽しみに読みました。
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評価は５です。

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