
NHKのラジオ番組で『カルチャーラジオ 芸術その魅力「民藝・柳宗悦をめぐる13の話」』という番組を聴き、以前は嫌いな部類であった「民藝」に興味がわきました。若い頃、北大路魯山人に興味を持ったことから、評伝や氏の著作を読み、民藝運動を悪し様に言っていることの影響でした。また、民藝風の陶器に美を感じなかった事も理由です。
番組では、国文学者で作家である青柳恵介さんという方が、民藝運動を主導した柳宗悦の生い立ちや思想、交友関係、活動を紹介しています。このことから、青空文庫で柳宗悦の著作「民藝とは何か」などを読み、さらに興味が深くなりました。
そんなことから、柳宗悦が作った日本民藝館を訪ねました。建物は昭和11年に建てられたとのことで、風格のある木造家屋です。(二階奥の大きなスペースは増築されたのかもしれません)陶器、金属製品、絵、布などの大まかな区分毎に展示されており、より抜きの逸品が展示されているようです。日本のものは室町時代や江戸期の物が展示されており、成る程、庶民や寺院などで普通に使われていたと思われる物が展示されています。今となっては使用することもない、様々な物どもが多く、それぞれに実用性を基礎としながらも、巧まざる美しさを秘めていて、柳宗悦の主張にうなずけます。しかし、朝鮮のものは、庶民が使用した物とは思えない物が多いように感じました。
当日は、柳宗悦が住んでいた自宅(道路の反対側にあります。ここは、特定の日以外は非公開です。)も見ることが出来ました。日本民藝館と同じ時期に建てられたそうですが、入り口の大谷石の瓦の四つ足門のような建物は、移築された物で、それに柳宗悦自身が設計した家屋がつながっています。和洋折衷ですが、「様」が主であるようにです。二階の書斎は、柳宗悦の書籍が置いてありますが、その部屋に女性がいました。(書籍の盗難防止のためでしょうか)最初読書をしている人形かなと思ったので、その女性が顔を上げた時にはびっくり仰天しました。この建物は、当時の一流の声楽家であった柳宗悦の妻、柳兼子の紹介もしていました。
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URL => http://www.mingeikan.or.jp/
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民藝に興味のある人にとっては、1,000円は高くない料金だと思います。
評価は4です。
番組では、国文学者で作家である青柳恵介さんという方が、民藝運動を主導した柳宗悦の生い立ちや思想、交友関係、活動を紹介しています。このことから、青空文庫で柳宗悦の著作「民藝とは何か」などを読み、さらに興味が深くなりました。
そんなことから、柳宗悦が作った日本民藝館を訪ねました。建物は昭和11年に建てられたとのことで、風格のある木造家屋です。(二階奥の大きなスペースは増築されたのかもしれません)陶器、金属製品、絵、布などの大まかな区分毎に展示されており、より抜きの逸品が展示されているようです。日本のものは室町時代や江戸期の物が展示されており、成る程、庶民や寺院などで普通に使われていたと思われる物が展示されています。今となっては使用することもない、様々な物どもが多く、それぞれに実用性を基礎としながらも、巧まざる美しさを秘めていて、柳宗悦の主張にうなずけます。しかし、朝鮮のものは、庶民が使用した物とは思えない物が多いように感じました。
当日は、柳宗悦が住んでいた自宅(道路の反対側にあります。ここは、特定の日以外は非公開です。)も見ることが出来ました。日本民藝館と同じ時期に建てられたそうですが、入り口の大谷石の瓦の四つ足門のような建物は、移築された物で、それに柳宗悦自身が設計した家屋がつながっています。和洋折衷ですが、「様」が主であるようにです。二階の書斎は、柳宗悦の書籍が置いてありますが、その部屋に女性がいました。(書籍の盗難防止のためでしょうか)最初読書をしている人形かなと思ったので、その女性が顔を上げた時にはびっくり仰天しました。この建物は、当時の一流の声楽家であった柳宗悦の妻、柳兼子の紹介もしていました。
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民藝に興味のある人にとっては、1,000円は高くない料金だと思います。
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