群ようこさんの同名小説を原作とするテレビドラマです。
母子家庭で育った主人公のアキコは、母が亡くなった後編集の仕事から経理への異動を示されて退社した。
少しためらった後、自分なりの食事を提供することを決意して、母が営んでいた食堂を改装してサンドイッチとスープの店にした。
レシピを考えたりアルバイトを採用したりと、開店に向けて準備を進める。
その一方で、アキコと母親の知人や同じ商店会の人達がアキコを案じてくれる。
それらの人々と淡い交流を進める内に、アキコが知らなかった母親のことを知り、自分が育った環境を見直すことで、様々な事に思い当たる。
そして・・・。
何とも穏やかで静かな時間が流れる作品で、主演の小林聡美さん、光石研さん、塩見三省さん、もたいまさこさんの、さり気ないながら人物の輪郭を的確に表す演技に圧倒されました。
初めて見た類いの作品で面食らいましたが、透明で淡いながらも滋味深い「スープ」を味わった様な印象が残りました。
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○パンとスープとネコ日和
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評価は5です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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