
2023年公開の日本・ドイツ合作映画です。
ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースが日本財団のプロジェクト「THE TOKYO TOILET」の活動のPRを目的とした短編オムニバス映画作成のウライを受けたことから始まり、結果的に東京を舞台とするオリジナル作品を創ることになったそうです。(下記リンクの両方を参照されたし)
主演の役所広司さんが、第76回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞したことで話題になりました。
どんな作品か楽しみにして試聴しました。
役所さんの演技が素晴らしく、作品の奥行きを増しています。
評価は概ね良いようで、起伏に乏しい脚本ながら、静謐とでも呼ぶべき独特の気配が満ちていて魅力的でした。
脇役の柄本時生さんなど、的確な演技と演出やカメラ視野、そして主人公が好んで聞くカセットテープの音楽が相俟って、独自の世界を作り上げています。
特に、最後の場面のニーナ・シモンが歌う「Feeling Good」が流れる場面で、役所さんの大写しの表情が印象的でした。
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○PERFECT DAYS ○THE TOKYO TOILET
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評価は5です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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