読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

湯飲み茶碗・姉と妹/朗読:梶けいこ

2010年06月16日 21時45分29秒 | ■聴く
乃南アサ著、横浜録音図書発行
ごく短い短編が2本。「湯飲み茶碗」は心惹かれた年下の陶芸家に会うために備前を訪ねた主婦が、思いも掛けない仕打ちを受けて傷付き、しかし、芸術に真摯に向き合う芸術家の姿に気付き、心を立て直す話です。
また「姉と妹」は、同じ家庭で育ちながら、異なった個性によって大きく違った人生を送っていた姉妹が、故あって再会した。気質も暮らしも異なる二人は、それぞれに悩みを抱えて生きていたが、二人とも幼い日々の互いへの思いが明らかとなり、血のつながりが深く感じられた。姉妹が初めて互いの深い思いに触れたのでした。
評価は4です。

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