池井戸潤著、小学館刊
下町ロケットの第2弾を手に取りました。池井戸さんの作品は正邪がはっきりしていて、主人公達が追い詰められながら、最後に逆転するというパターンが共通しています。しかし、逆転はたまたまではなく、もがく主人公達が賢明に努力し仕掛けて行くことで招き寄せられます。こうしたパターンは分かり易く感情移入しやすい反面、飽きられやすいこともあると思います。
その一方で、悪役の人物達は芯から悪いのではなく、初心を忘れたり、追い込まれたり、あるいは未熟故の悪行をであるという救いのある設定です。また、組織故の制約や力関係など、現実を(オーバーながら)色濃く反映した展開に納得し共感を感じます。本作では一人だけ得体の知れない人物が登場しますが、こうしたタイプを池井戸さんは意識して登場させているのではないかと感じました。今後の作品が楽しみです。
さわやかな読後感でした。シリーズ3作目も間違いなく読むことになると思います。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/池井戸潤
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
下町ロケットの第2弾を手に取りました。池井戸さんの作品は正邪がはっきりしていて、主人公達が追い詰められながら、最後に逆転するというパターンが共通しています。しかし、逆転はたまたまではなく、もがく主人公達が賢明に努力し仕掛けて行くことで招き寄せられます。こうしたパターンは分かり易く感情移入しやすい反面、飽きられやすいこともあると思います。
その一方で、悪役の人物達は芯から悪いのではなく、初心を忘れたり、追い込まれたり、あるいは未熟故の悪行をであるという救いのある設定です。また、組織故の制約や力関係など、現実を(オーバーながら)色濃く反映した展開に納得し共感を感じます。本作では一人だけ得体の知れない人物が登場しますが、こうしたタイプを池井戸さんは意識して登場させているのではないかと感じました。今後の作品が楽しみです。
さわやかな読後感でした。シリーズ3作目も間違いなく読むことになると思います。
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