大分前に見た「スウィングガールズ」が面白かった。劇画風のストーリー展開で分かり易い。そして、個性豊かな、何処かに居そうな女の子達。何より、本当に楽しそうに演奏していました。落ちこぼれの高校生である主人公達が本気で音楽に目覚めて行く様は、丁度私が合唱にのめり込んで行ったのと同じなので共感できました。(私の場合、目覚めるのに大分時間が掛かりましたが)今の時代にあっては、幼年期にピアノなどの楽器に触れるのは、決して珍しいことではありませんが、私達の世代では、本当に希な経験でした。だから、楽譜も全く読めませんでしたし、リズム感も全くありませんでした。
「スウィングガールズ」を見ていた時には、出演者が演奏していたとは思いもしませんでしたが、後で、実際に演奏している、と聞いてビックリ。僕たちの世代では、恐らく10年間練習しても、あのようなジャズの演奏は出来なかったはず。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/スウィングガールズ
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その映画の監督である矢口史靖さんが作ったというので、早速見に行きました。渋い映画も良いのですが、肩の力を抜いて、予定調和の世界に浸るのも悪くないな、という感想です。終わった後は、しばらく幸せな気分になれました。アラを探せばいくらでもありそうな脚本でしたが、監督の、飛行機の運航を支えている様々なスタッフの仕事を紹介したい思いが伝わりました。また、スタッフが安全な運行を目指し衝突や軋轢を乗り越えて行く様、若い人達が、自らの未熟さを厳しい先輩に鍛えられて成長して行く様など、生きて行くのは、そう悪いことではないな、と思わせてくれます。それに、ANAの全面協力を得ているのですから、そう激しい内容の脚本は書けなかったことと思います。いろいろな制約の中で、立派に作られた良い作品でした。
主演の田辺誠一さんと綾瀬はるかさんの演技も勿論ですが、脇役でキャビンアテンダント役の寺島しのぶさんの凛々しさ、オペレーションディレクター役の岸辺一徳さんの飄々とした人柄、グランドスタッフ役の平岩紙さんの惚け振り、管制官の江口のりこさんと宮田早苗さんのクールさ、ドック整備士役の森岡龍さんの生真面目な不器用さ、などの演技が好きになりました。そのほかにも芸達者な方々が沢山出演しており、それぞれに立派な演技でしたが、私にとって、自然な演技であったことが、これらの俳優陣の演技に惹かれた理由です。
その他にも、オタクの老人や若者など、様々なエピソードがちりばめられています。おそらく、もっと沢山盛り込みたかった事があるはずです。何故なら、そうした小さなエピソードが、それぞれの人達のサイドストーリーを感じさせる深みを持っていたからです。作品のURLはこちらです。
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URL => http://www.happyflight.jp/index.html
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このURLの「INTERVIEW」と「DIRECTOR'S JOB」が面白いです。
作品の最後はフランクシナトラの「Come Fly With Me」です。で、エンディングの曲として、とても良い選曲でした。ほとんどの観客がこの曲のせいか、最後まで見ていましたから。(もっとも、最後に登場人物のそれぞれのカットが流れ、例えば竹中直人さんが一瞬だけ登場するなど、結構豪華でした)
評価は5です。(お勧めです!)
「スウィングガールズ」を見ていた時には、出演者が演奏していたとは思いもしませんでしたが、後で、実際に演奏している、と聞いてビックリ。僕たちの世代では、恐らく10年間練習しても、あのようなジャズの演奏は出来なかったはず。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/スウィングガールズ
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その映画の監督である矢口史靖さんが作ったというので、早速見に行きました。渋い映画も良いのですが、肩の力を抜いて、予定調和の世界に浸るのも悪くないな、という感想です。終わった後は、しばらく幸せな気分になれました。アラを探せばいくらでもありそうな脚本でしたが、監督の、飛行機の運航を支えている様々なスタッフの仕事を紹介したい思いが伝わりました。また、スタッフが安全な運行を目指し衝突や軋轢を乗り越えて行く様、若い人達が、自らの未熟さを厳しい先輩に鍛えられて成長して行く様など、生きて行くのは、そう悪いことではないな、と思わせてくれます。それに、ANAの全面協力を得ているのですから、そう激しい内容の脚本は書けなかったことと思います。いろいろな制約の中で、立派に作られた良い作品でした。
主演の田辺誠一さんと綾瀬はるかさんの演技も勿論ですが、脇役でキャビンアテンダント役の寺島しのぶさんの凛々しさ、オペレーションディレクター役の岸辺一徳さんの飄々とした人柄、グランドスタッフ役の平岩紙さんの惚け振り、管制官の江口のりこさんと宮田早苗さんのクールさ、ドック整備士役の森岡龍さんの生真面目な不器用さ、などの演技が好きになりました。そのほかにも芸達者な方々が沢山出演しており、それぞれに立派な演技でしたが、私にとって、自然な演技であったことが、これらの俳優陣の演技に惹かれた理由です。
その他にも、オタクの老人や若者など、様々なエピソードがちりばめられています。おそらく、もっと沢山盛り込みたかった事があるはずです。何故なら、そうした小さなエピソードが、それぞれの人達のサイドストーリーを感じさせる深みを持っていたからです。作品のURLはこちらです。
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URL => http://www.happyflight.jp/index.html
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このURLの「INTERVIEW」と「DIRECTOR'S JOB」が面白いです。
作品の最後はフランクシナトラの「Come Fly With Me」です。で、エンディングの曲として、とても良い選曲でした。ほとんどの観客がこの曲のせいか、最後まで見ていましたから。(もっとも、最後に登場人物のそれぞれのカットが流れ、例えば竹中直人さんが一瞬だけ登場するなど、結構豪華でした)
評価は5です。(お勧めです!)
昨日ようやく見てきました。
非常にテンポがよく、バランスのとれた映画で楽しめました。
これだけの俳優さんがそろっているのに、それぞれ見せ場があり、
時任三郎さん、田辺誠一さん、綾瀬はるかさん、田畑智子さん、
寺島しのぶさん、吹石一恵さん、岸辺一徳さん...
全員好きになりました。
スウィングガールズも好きですが、今作でさらに矢口監督が好きになりました。