読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾紀行:その29:スコール

2008年08月21日 07時06分14秒 | ■旅する
やっと峠を降りると、鮮やかなブルーの海が目に広がりました。また、山並みは西海岸と比べる、海岸線からそそり立っています。写真上の部分はバスの前部ウィンドウ越しに撮った景色ですが、左側の崖がそのまま天まで続くかのように台湾の山脈に連なっているのでした。台湾山脈は大理石で出来ており、太平洋側のプレートに押されて出来ています。その盛り上がり方は日本列島と同じようでが、盛り上がり方はかなりのものです。そのため、2マイル程の大陸棚の先は、更に3マイル程で3000m位の深海になり、その先は2000m程で、深い深い海になるのだそうです。台湾西部の場合は中国大陸との間の海がさほど深くなく波も穏やかなので、雨で削られた山々のかけらが平野を形作れますが、こちら側は、太平洋に岩のかけらが流されてしまうので平野が出来にくいそうです。
そうこうしているうちに、ふと窓の外を見ると、海上に雲があって、その雲の真ん中付近にキノコの軸のように海面にむっかって黒い影があります。もしかして、雲から雨が降っているのかとSさんに聞くと「スコール」の雲だそうです。さすが南国だなぁ、と少し偉くなったように感じました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 文房具を買いに | トップ | 冠 弥左衛門(かんむり やざえ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■旅する」カテゴリの最新記事