岡本かの子著、新潮CDブック発行
東京山の手のどじょう店の一人娘、くめ子が、病気になった母親に変わって帳場に座ることになった。元々、くめ子は、この店が嫌で仕方がなく、外で暮らしていたが、母親が病を得て、やむなく帳場に座ったのであった。そんなある晩、店にツケをたくさん拵えている徳永老人が飯付きのどじょう汁を求めにきた。そして・・・。
若いくめ子がいやで仕方がなかった店や母親の生き方の中に、様々な事情や生きる苦しみ、悲しみ、深さを知って行くにつれ、くめ子の見えなかったものが明らかになって行くのであった。そして・・・。
中々味わい深い作品でした。奈良岡さんの朗読が秀逸です。極上の水のごとく無味でありながら深い滋味を感じます。
評価は4です。
東京山の手のどじょう店の一人娘、くめ子が、病気になった母親に変わって帳場に座ることになった。元々、くめ子は、この店が嫌で仕方がなく、外で暮らしていたが、母親が病を得て、やむなく帳場に座ったのであった。そんなある晩、店にツケをたくさん拵えている徳永老人が飯付きのどじょう汁を求めにきた。そして・・・。
若いくめ子がいやで仕方がなかった店や母親の生き方の中に、様々な事情や生きる苦しみ、悲しみ、深さを知って行くにつれ、くめ子の見えなかったものが明らかになって行くのであった。そして・・・。
中々味わい深い作品でした。奈良岡さんの朗読が秀逸です。極上の水のごとく無味でありながら深い滋味を感じます。
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