読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

香港&マカオの旅:15:左官の腕

2012年12月09日 20時19分04秒 | ■旅する
先日、日本の左官職人の挟土秀平さんの著作を読みましたが、左官が活躍する領域はかなり広いことが分かりました。単なる壁を塗るのではなく、そこに必要とされる装飾を施す技術もあるということです。
私は、左官が日本に固有な技術であるように思い込んでいましたが、台湾旅行の際に、多くの建物がモルタルが上塗りされていて、その形状が様々であることを気付き、これはその地の左官の仕事だと気付きました。モルタルと限らず、様々な材料で壁やその装飾を手掛けているのだと。日本のなまこ壁、あるいは看板建築の建物などその技術的展開は様々です。
さて、マカオで炎天下の散歩の際、通りすがりの小さな建物の軒先に5匹の出目金が。実にリアルです。随分と汚れていますが、元々着色はされていたのでしょうか。マカオには、日本の戦国時代から多くの日本人が移住していたようで、中には左官の技術を持ち込んだ人がいたか、あるいはヨーロッパの左官達の技術的末裔がいたのかはわかりませんが、写真の出目金の造形はかなり日本的であると感じました。
-----------------------------------------------
URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/看板建築
-----------------------------------------------

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わたしの渡世日記 | トップ | SONY PRS-650 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■旅する」カテゴリの最新記事