2018年制作のベルギーとフランスの合作映画です。主人公が刑務所から出所して取り敢えず宿を取る。その宿の女主人は、夫が刑務所に服役中で多感な一人娘を抱えて生活している。主人公は位置情報を発信する器具を身体に付けられ、行動が厳しく監視される。近くのレストランで雑役の仕事を得て働き始め、宿の親子との距離が少しずつ近付いて行く。ここまでが、淡々と落ち着いた暗いトーンで描かれています。
ある時、父親と母親の軋轢の一部を知った娘が、自分の気持ちをもてあまして、顔見知りの男の車に乗るが・・・。
幾分唐突とも思える主人公の行動から物語が急展開します。それぞれの事情を抱えて生きている人々が、ある瞬間交差し一瞬の火花が飛び散る。心の中から沸き上がる感情に導かれた主人公の行方はどうなるのだろうか。
仕事先のレストランの女主人と思しき役を演じたルブナ・アザバルを他の映画でも見たが、本作では、そこに居るだけで強烈な印象を発していて魅力的だ。主演のの俳優がまた良い。娘を演じた女優が、これまた上手い。
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○復讐者のメロディ
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評価は4です。
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〇カメラまかせ 成り行きまかせ 〇カメラまかせ 成り行きまかせその2
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