関川夏央、谷口ジロー著、双葉社刊
本作は、漫画アクションに1987年から1996年まで連載されたシリーズを単行本にしたシリーズの第一作です。文庫本の大きさで、老眼には非常に辛い細かさで、少し読んでから放っておきましたが、緻密な絵と余韻のある筋運びに魅せられ、虫眼鏡を片手に読み耽りました。
原作を関川夏央さん、作画を谷口ジローが担当したそうですが、お二人とも知らない方で、経歴を調べると、大変に興味深い。編集者が集めた資料の中の一部を軸にし、漱石が一連の作品を生み出した背景と状況を描いており、登場する人物達が何と生き生きと描かれていることか。
本書のシリーズは第5部まであり、もう少し大きな本もあるとのことなので、次作以降はそちらで楽しもうと思います。
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○関川夏央 ○谷口ジロー ○「坊っちゃん」の時代
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評価は5です。
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