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崖の上のポニョから2年ぶりのジブリ作品を見てきました。ジブリ作品は、宮崎さんの作品が好きですが、映画館で見たのは、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」、「ゲド戦記」、「崖の上のポニョ」だけでした。子供達が幼い頃、一番見たのは「となりのトトロ」でした。その他の作品も何度も見ましたが、決して飽きることがありません。
それは、作者の世界観が色濃く反映されており、単純なストーリーであっても、深い拘りや思想が反映しているためだと思います。例えばヱヴァンゲリヲンが人気を博しているのは、戦闘シーンやマニアックな世界観だけでなく、存在の悲しみに根差した登場人物の屈折した心情に共感を感じるためではないか。
宮崎さんの作品に登場する少年少女は透明感があります。そして、作品世界が絵空事ではなく、存在感を持って心に迫ってきます。それは作画や音響などの技術が大きな役割を果たしていることは確かですが、その根底に揺るぎない(あるいは決意を持った)世界観があるためだと思います。
さて、本作で印象に残ったのは、「となりのトトロ」に通じる画面の美しさと宮崎作品に共通する少年少女の気高い眼差しでした。ストーリーは奇をてらっておらず、破綻のないものでした。宮崎作品は中盤から、失速しがちな印象の作品が見受けられますが、本作にはそうした感じはありません。だから、退屈だと感じる人もいるかもしれません。おまけに劇的な場面が無いのですから。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/借りぐらしのアリエッティ
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そうした意味で、派手さはないものの、生きて行くことの価値を振り返えさせられる作品でした。少年がヒロインと語り合う場面で、やや無理な(こじつけめいた)台詞がありましたが、宮崎さんが、どうしてもこの作品に込めたかったメッセージの一つなのだと理解しました。ストーリー全体で表現する方法があると良かったのですが。
脇役は無論のこと、少年と少女の声も素晴らしかったと思います。地味ながら、見事な作画で心が震えました。
評価は4です。
それは、作者の世界観が色濃く反映されており、単純なストーリーであっても、深い拘りや思想が反映しているためだと思います。例えばヱヴァンゲリヲンが人気を博しているのは、戦闘シーンやマニアックな世界観だけでなく、存在の悲しみに根差した登場人物の屈折した心情に共感を感じるためではないか。
宮崎さんの作品に登場する少年少女は透明感があります。そして、作品世界が絵空事ではなく、存在感を持って心に迫ってきます。それは作画や音響などの技術が大きな役割を果たしていることは確かですが、その根底に揺るぎない(あるいは決意を持った)世界観があるためだと思います。
さて、本作で印象に残ったのは、「となりのトトロ」に通じる画面の美しさと宮崎作品に共通する少年少女の気高い眼差しでした。ストーリーは奇をてらっておらず、破綻のないものでした。宮崎作品は中盤から、失速しがちな印象の作品が見受けられますが、本作にはそうした感じはありません。だから、退屈だと感じる人もいるかもしれません。おまけに劇的な場面が無いのですから。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/借りぐらしのアリエッティ
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そうした意味で、派手さはないものの、生きて行くことの価値を振り返えさせられる作品でした。少年がヒロインと語り合う場面で、やや無理な(こじつけめいた)台詞がありましたが、宮崎さんが、どうしてもこの作品に込めたかったメッセージの一つなのだと理解しました。ストーリー全体で表現する方法があると良かったのですが。
脇役は無論のこと、少年と少女の声も素晴らしかったと思います。地味ながら、見事な作画で心が震えました。
評価は4です。
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