読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

台湾紀行:その27:オーッ、マンゴーだ!

2008年08月16日 07時17分08秒 | ■旅する
DFSを後にして、次の宿泊地「花蓮」に向け出発。ガイドのSさんによれば、その日の移動距離は400km以上にもおよび長大なもの。高雄から一旦南下し、台湾島を南北に貫く山脈が低くなった所にある峠を超えるとのことでした。地図で確かめると、縦長の台湾島を南北に山脈が貫いています。ネットで調べたら、南北約394km、東西の最大幅約144kmで「木の葉のような形をしている」とありました。そのほとんどを山脈が貫いているのです。また「台湾最高峰の山は玉山山脈の玉山(旧日本名:新高山、海抜3,952m)であり、富士山よりも高く、同様に雪山など標高3,000mを超える高山が多数連なっている。」とのことです。
参考URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE#.E5.9C.B0.E7.90.86
高雄からしばらく走ると、やがて海岸線に出ました。なんと真っ青なこと。きれいでした。日本と異なり海岸で遊んでいる人が非常に少ない。ほとんど居ません。居るとすると、それは釣り人だそうで、Sさんは軽蔑したように、「あれは素人ネ」とにべもありません。参加者中の、例の年配の女性の一人が、「何で海水浴をしないのか?」とSさんに尋ねると「台湾では海水浴の習慣はないよ。だいたい、この暑い中で海水浴をしたら死んでしまうネ」と説明し、納得しました。ところが・・・。「まだ寒いんじゃないの?」と、せっかくのSさんの説明を全然聞いていない感じで、他の年配の女性が言ったのには、他の参加者も唖然とし、2,3秒後には爆笑がバスの中を駆け抜けました。この糞熱い中を、いくらバスの冷房が効いているからと言って、そりゃぁ無いよね。妻などはおかしくって泣きながら笑い転げていました。
そうこうしているうちにドライブインでトイレ休憩になりました。
本当に(小さくはないけど)簡素なドライブインでした。ここでも、うかつなものには手を出さないように、年を押されていたので、参加者一同、品揃えの少ないお土産品を見ていましたが、マンゴーを目の前で剥いているではありませんか。Sさんに安全か否かを尋ねると大丈夫とのコトなので、早速、写真のように、刻んでもらいました。マンゴーの刻み方は、長手方向の薄い断面に沿って種の両側を切り落とし、それから、残った部分を丸く一周するように切り取るのでした。マンゴーの種は果実の形と相似形なので、この切り方が良いようです。
実は、マンゴージュースを、この日立ち寄ったDFSの隣の店で美味しく頂いたのでしたが、生の果実は、まだ今回の旅行では食していません。100元ほどでしたが、惜しくはありませんでした。・・・美味しい・・・美味しい。やっぱり台湾ではマンゴーでしょう。写真のマンゴーがそれです。容器は発泡スチロールですが、中身は完熟マンゴーです。実は私はマンゴーが嫌いだったのです。既に30年程前、珍しいので買って食べたら美味しくなかった。それは未熟なものが輸入され、十分に甘みが出ていないのに食したため、青臭く美味しくなかったのでした。戦中南方に出征した父は、本当は美味しいのだ、と言っていましたが。今では大好きです。何となく、今回の台湾旅行での一つ目の目的が達成されたような満足感がありました。

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