
森瑤子作、横浜録音図書発行
随分前に、森さんの著作を1冊だけ読みました。私が読んだことのないタイプの本で戸惑いながらも、楽しんで読んだ記憶があります。下記URLで思い返すと、多分『おいしいパスタ』ではないかと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/森瑤子
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非常に才能豊かで感性の深い女性のようです。自らの人生を突き詰めた生き方であったと思います。短い期間で非常に多くの作品を残しています。この2つのカセットで聞く限り、女性の立場から、女性の心情で語る世界は、男にとって非常なワンダーランドです。恋の駆け引きや繊細というか身勝手というか、支離滅裂な、それでいて計算され尽くした思考の過程は、実にお見事です。正直に言えば、実に面倒くさいので、映画などで見ている分には良いかもしれませんが、実生活では疲れてしまうかもしれません。
しかしながら、女性にとっては、こうした作品に描かれた世界は、男性が冒険小説を好むと同じように、一種の憧れなのではないかと思います。小説に惹かれるのは、そこに自分の日常ではあり得ない、つまり非日常という広大な世界が広がっているからかもしれません。そう考えると、女性も男性の精神世界の有り様もさほど違わないのかもしれません。
正田さんという、本作の朗読者の声が非常に知的で抑制がきいていて楽しく聞けました。
評価は3です。
随分前に、森さんの著作を1冊だけ読みました。私が読んだことのないタイプの本で戸惑いながらも、楽しんで読んだ記憶があります。下記URLで思い返すと、多分『おいしいパスタ』ではないかと思います。
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URL => http://ja.wikipedia.org/wiki/森瑤子
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非常に才能豊かで感性の深い女性のようです。自らの人生を突き詰めた生き方であったと思います。短い期間で非常に多くの作品を残しています。この2つのカセットで聞く限り、女性の立場から、女性の心情で語る世界は、男にとって非常なワンダーランドです。恋の駆け引きや繊細というか身勝手というか、支離滅裂な、それでいて計算され尽くした思考の過程は、実にお見事です。正直に言えば、実に面倒くさいので、映画などで見ている分には良いかもしれませんが、実生活では疲れてしまうかもしれません。
しかしながら、女性にとっては、こうした作品に描かれた世界は、男性が冒険小説を好むと同じように、一種の憧れなのではないかと思います。小説に惹かれるのは、そこに自分の日常ではあり得ない、つまり非日常という広大な世界が広がっているからかもしれません。そう考えると、女性も男性の精神世界の有り様もさほど違わないのかもしれません。
正田さんという、本作の朗読者の声が非常に知的で抑制がきいていて楽しく聞けました。
評価は3です。
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