自作スピーカー？

本屋さんで見掛けた途端買ってしまった。Stereo2016年8月号「特別付録：スピーカーユニット」。表示の一部に（フォステクス製・ペア完成品）とあり、たったの3,900円です。衝動買いでした。帰宅して中身を見ると確かにスピーカーユニットは２つありましたが、包装されている段ボールに仮止めして、一応音が聞けます、という趣向です。完成品に反応してしまった私が愚かでした。
で、この雑誌記事を見ていると、この８ｃｍのスピーカー用の自作ボックスの作例や完成品が紹介されており、完成エンクロージュアの販売も予告されているとのこと。スピーカーだけ持っていても仕方ないし、記事を見ると結構良い音が出る感じです。すっかりその気になっていたのですが、たまたま同時発売の、専用エンクロージュア・キット付きＭＯＯＫ「スピーカー工作の基本＆実例2016年版」が販売されていることを発見し、値段は、販売が予定されている完成エンクロージュアより大分安い。結局買っても8,800円。
画像Ａが雑誌２品。その下の画像Ｃがスピーカー。（凄く小さい）画像Ｄはエンクロージュアの部品。それを組み立ててスピーカを付けて完成したのが画像Ｂです。エンクロージュアはＭＤＦという、木材などの植物繊維を素材にしたものです。（圧縮して固めた感じです）木工ボンドを塗ってマスキングテープで借り止めしながら半日で組み立て、感想町で全部で１日間でした。
組み立てたままでは上質の段ボールのような質感でイマイチ。非常に加工しやすい素材ながら、水を吸収しやすいく、見掛けをよくするための塗装はかなり面倒とのこと。困ったなぁ、と思案投げ首で思いついたのが、以前筆入れを自作した際に多用した木工用接着剤を少しの水で薄めて塗ることでした。画像Ｂは塗った状態ですが、画像Ｄと比べると、表面にてかりだ出て大分ましになりました。
肝心の音ですが、リサイクルショップで同程度の値段で購入した方が、確実に音質は上です。エージングして見違えるほど良くなるとは思えません。テレビの音声出力をアンプを通してブックシェルフ型のスピーカで聞いているので、それと同時に鳴らして聞くと、人の声などが前に出て音の厚みも増しています。その他の活用方法も考えていますが、安価なピーカーで、工夫と努力でにより良い音を作り出すこと喜びを見いだせる人に適したものだと思います。大変良い経験をしました。（良く考えないで、妄想をかってに逞しくして、衝動買いすることが少なくなりますように・・・。）
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ＵＲＬ => http://www.ongakunotomo.co.jp/kagutsu/k290.html
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評価は２です。

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